久美浜駅

久美浜駅（くみはまえき）

久美浜駅は、京都府京丹後市久美浜町に位置するWILLER TRAINS（京都丹後鉄道）宮津線の駅です。この駅は、駅番号T24に割り当てられており、「宮豊線」の一部として機能しています。すべての定期列車がこの駅に停車しますが、2007年以降、特急列車の多くは豊岡駅を発着するようになり、当駅発着の定期特急列車は2025年3月から完全に廃止される見込みです。2014年には「龍伝説の里駅」という愛称が公募で選定され、京都府最西端を代表する駅として利用されています。

歴史

久美浜駅の歴史は1929年12月15日から始まります。この日、国鉄峰豊線の豊岡駅から当駅の間が開通し、駅が設置されました。1932年には峰豊線が延伸され、当駅は途中駅としての役割を果たすようになります。その後、1975年に貨物の取り扱いが廃止され、1984年には荷物扱いも終了しました。1987年、国鉄分割民営化に伴い西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となり、1990年には北近畿タンゴ鉄道に移管されました。進化を続けた駅は、2015年にWILLER TRAINSへと移管され、現在の形になりました。

駅構造

久美浜駅は単式と島式の複合型ホームを持つ地上駅で、全体で2面3線のホームが配置されています。駅舎は、1858年に設置された久美浜県の県庁舎の外観を模した和風建築で、通称「メモリアルゲート久美浜」と呼ばれています。券売機や構内には観光案内所、カフェが併設されており、日曜の朝には駅内で朝市も開催されていますので、観光客にも訪れやすい環境が整っています。駅業務は民間に簡易委託されているため、朝と夜間は営業していませんが、日中は賑わっています。

利用状況

近年、久美浜駅への1日の平均乗車人員は安定しており、観光シーズンには特に多くの利用客で賑わいます。京都駅へ直接アクセスできる直通列車があり、旅行者にとって便利な交通手段となっています。また、乗り場の改編が行われ、現在の番号付けはWILLER TRAINSへの移管以降に見直され、分かりやすい構造になっています。駅は、上り本線、下り本線、そして上下副本線が利用され、利用客の利便性を確保しています。

駅周辺

駅周辺には、観光スポットやバス路線が充実しており、特に丹後海陸交通や京丹後市営バスが多くの路線を運行しています。久美浜湾周遊観光バスなどの観光目的の路線も一時的に運行され、地域住民や観光客に利用されています。ターミナルとしての役割を果たし、地域の交通機関と繋がる重要なスポットとなっています。

まとめ

久美浜駅は、長い歴史とともに地域に根付いた魅力的な駅です。さまざまな改編の中で、現在も多くの利用者に支えられています。観光地へのアクセスも良好で、訪れる価値のあるスポットと言えるでしょう。

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