九品寺交差点停留場

九品寺交差点停留場の概要

九品寺交差点停留場（くほんじこうさてんていりゅうじょう）は、熊本県熊本市中央区の大江四丁目と九品寺一丁目の接点に位置する熊本市交通局の電停です。この停留場は、停留所番号13として知られ、主にA系統及びB系統が停車しています。

歴史

この停留場の歴史は古く、1924年（大正13年）8月1日に新屋敷町駅として開業しました。しかし、1943年（昭和18年）12月28日に一度廃止され、その後1950年（昭和25年）以前に郵政局前駅として再開業。1959年（昭和34年）には電報局前駅と改称し、2002年（平成14年）4月1日には現在の九品寺交差点停留場へと名称が変更されました。

停留場名の由来

停留場名の由来はその名の通り、この交差点および周辺地名に由来しています。特に本庄遺跡からは「杦本寺」と名付けられた土器が発見され、かつてこの地には有力な豪族の氏寺が存在したと考えられ、その名残が「九品寺」という地名になったとされています。

停留場構造

九品寺交差点停留場は相対式の2面2線の構造を持っていますが、健軍町電停方面と通町筋電停方面の停留所は九品寺交差点を挟んで離れています。2012年4月には改良工事が行われ、横断歩道からのみアクセスできるように変更され、旧来の歩道橋から停留場への階段は撤去されました。

利用状況と周辺環境

停留場周辺は交通量が非常に多く、特に熊本県道28号熊本高森線（通称：電車通り）と産業道路が交差しているため、交通の要所となっています。この交差点の近くには多くの重要施設が点在しています。

周辺の主な施設

• - 熊本東京海上日動ビル
• - NTT西日本九品寺ビル
• - 熊本九品寺ビル（ここには読売新聞熊本支局や熊本公証人合同役場が入居しています）
• - 熊本九品寺一郵便局
• - 熊本大学病院
• - くまもと森都総合病院（DOCOMOMO JAPANに選定された日本におけるモダン・ムーブメントの建築の一つで、2017年に新屋敷から大江に移転）
• - 熊本整形外科病院
• - 北九州銀行熊本支店
• - 尚絅大学・尚絅大学短期大学部九品寺キャンパス、尚絅中学校・高等学校
• - 大江義塾跡（熊本市指定有形文化財）
• - 徳富蘇峰旧居（熊本市指定有形文化財）
• - 熊本市立白川小学校
• - 熊本市消防局・中央消防署
• - 熊本白川教会

さらに、停留場と水道町停留場間には大甲橋があり、魅力あふれる周辺環境が利用者を迎えています。

バス路線

停留場近くの九品寺交差点では、数種類のバス路線も運行されています。

• - 産交バス：東4・5・7・8、県14～18・20・21・24・25、鹿4～8、西4・6・7・10・12、野3・6、川1・11、京4系統及び桜町BT・熊本駅・西部車庫行き
• - 電鉄バス：県33～35系統、北1・5・9系統（平日朝夕の通勤時間帯のみ運行）
• - 熊本バス：東2・9・11、県26～28、南9・10（桜町BT・熊本駅方面のみ停車）など
• - 熊本都市バス：多様な系統が運行されています。

隣接する停留場

九品寺交差点停留場の隣には水道町電停があります。行先によって便利に利用してみてください。

このように、九品寺交差点停留場は歴史と現代が調和した地域の中心的な交通機関であり、多くの人々に利用されています。

もう一度検索