九州ひぜん信用金庫

九州ひぜん信用金庫

九州ひぜん信用金庫は、佐賀県武雄市に本店を構える信用金庫です。「ひぜしん」の愛称で親しまれ、佐賀県および長崎県佐世保市を中心に、大村市・諫早市に店舗を展開し、東彼杵郡には店舗外ATMを設置しています。

概要

2010年2月15日、杵島信用金庫（本店：佐賀県武雄市）と西九州信用金庫（本店：長崎県佐世保市）が合併し、誕生しました。県境を越えた信用金庫の合併は、九州地区では初の事例であり、全国的にも珍しいケースとして注目されました。

合併により、佐賀県と長崎県北部という広範な地域をカバーする金融機関となり、両金庫がそれぞれの地域で培ってきた顧客基盤やノウハウを相互に活用することで、より地域に根差した金融サービスの提供を目指しています。合併に際して、営業エリアの重複を避けるため、既存の店舗や従業員はすべて引き継がれました。合併時の預金量は1,175億円（2010年1月末現在）に達し、佐賀・長崎両県においてトップクラスの規模を誇る信用金庫となりました。

統一[[金融機関コード]]は旧杵島信用金庫のものが引き継がれ、旧西九州信用金庫の本店は「佐世保営業部」に改称されました。佐世保営業部は2016年に建て替えのため一時移転し、2017年1月に新築オープンしています。

また、発足当初は長崎県内のみだった店舗外ATMが、佐賀県内にも設置されるようになり、利便性の向上に貢献しています。

沿革

1951年（昭和26年）4月 - 杵島郡大町町にて「大町信用組合」として設立。
1952年（昭和27年）9月 - 武雄信用組合と合併し、「杵島信用組合」となる。
1953年（昭和28年）4月 - 信用金庫法に基づき、「杵島信用金庫」となる。
1963年（昭和38年）1月 - 本店を武雄市へ移転。
2010年（平成22年）2月 - 西九州信用金庫（長崎県佐世保市）と合併し、『九州ひぜん信用金庫』に改称。
2016年（平成28年）2月 - 佐世保営業部（旧西九州信用金庫 本店）が店舗建て替えに伴い、本島支店へ一時移転。
2017年（平成29年）1月 - 佐世保営業部が建て替えを終えて以前の場所に戻り、新築オープン。
2020年（令和2年）12月 - 株式会社日立ハイテクとビジネスマッチング契約を締結。
2022年（令和4年）1月 - 長崎県大村市の西大村支店が営業終了するのに先立ち、マックスバリュ大村諏訪店内に大村市内で初となる店舗外ATMを開設。
2022年（令和4年）7月 - 武雄市東川登町の新設野球場・武雄市民球場の命名権を取得し、愛称を「ひぜしんスタジアム」とする。使用期間は2032年までの10年間。

店舗・ATM

詳細な情報は、九州ひぜん[信用金庫]]の公式サイト「[店舗・ATMのご案内」をご参照ください。

店舗

佐賀県

武雄市：本店営業部、宮野町支店、北方支店、山内支店
嬉野市：嬉野支店
鹿島市：鹿島支店
杵島郡：大町支店、白石支店

長崎県

佐世保市：佐世保営業部、本島支店、大宮支店、俵町支店、相浦支店、大野支店、早岐支店
大村市：大村支店、竹松支店
諫早市：諫早支店

ATM

佐賀県

武雄市：武雄市役所出張所

長崎県

佐世保市：イオン大塔出張所、食品団地出張所
大村市：マックスバリュ大村諏訪出張所
東彼杵郡：川棚出張所

関連項目

日本の信用金庫一覧

外部リンク

* 九州ひぜん信用金庫

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