九条道成

九条道成氏は、1968年3月14日に東京都で生まれました。五摂家の一つである九条家の35代目当主であり、旧公爵の家柄を継承しています。また、明治神宮の宮司という重要な職務を担っています。九条氏は、歴史的に名門の家系であり、道成氏は、知られている限りでは、藤原氏直系の最後の子孫とされています。

道成氏は、1992年に國學院大學文学部神道学科を卒業後、明治神宮に奉職しました。長年にわたり神社の運営に携わり、2012年には禰宜、2016年には権宮司に昇進し、2021年4月1日には宮司に就任しました。明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后を祀る神社であり、道成氏の宮司としての役割は非常に重要です。

また、道成氏は、2020年10月には裏千家の若宗匠格式奉告献茶式に参加し、千敬史氏に「丹心斎」の斎号を授与しました。同年11月には、明治神宮鎮座百年を記念して、神道教派各派からの訪問にも対応しました。

九条氏の家系は、高祖父に九条道孝、高祖母に野間幾子、曾祖父に九条道実、曾祖母に九条恵子、祖父に九条道秀、祖母に九条文子、継祖母に九条成子、父に平安神宮宮司の九条道弘、母に九条千鶴子がおられます。また、次男に九条陸氏がおられます。

道成氏は、日本会議の代表委員も務めており、日本の伝統文化や神道の重要性を社会に広める活動にも力を入れています。

参考文献として、以下の資料が挙げられます。

『平成新修旧華族家系大成』上巻、霞会館編、吉川弘文館、1996年。
『代々木』第525号（令和3年夏号）、明治神宮社務所、2021年7月1日。

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