亀井猛斗

亀井 猛斗

群馬県出身の元プロ野球選手（投手）。1968年12月28日生まれ。

キャリア

群馬県立中央高等学校では、1年生の夏にはエースとしてチームを牽引し、県大会で準優勝を経験。2年生以降は、甲子園で完全試合を達成した実績を持つ松本稔氏が新たに監督に就任し、その指導のもと成長を続けた。高校3年時の1986年には夏の県大会でベスト4まで進出した。

高校卒業後、同年のプロ野球ドラフト会議において、西武ライオンズから5位指名を受けプロ入りを果たした。

プロ1年目の1987年には、球団の方針によりアメリカ合衆国への野球留学を経験。MLB傘下の1Aに属するサンノゼ・ビーズでプレーした。亀井は留学先で才能を開花させ、バネのようにしなやかなフォームから投げ込まれる回転の良いストレートとカーブを武器に、カリフォルニア・リーグで目覚ましい成績を残した。このシーズン、27試合に登板して合計200イニングを投げ込み、180個の三振を奪い、防御率は2.37という好成績を記録。10勝を挙げ、リーグ最優秀投手に選出されるなど、将来を期待される存在となった。

1988年、プロ2年目には国内に戻り、二軍で9勝を挙げる活躍を見せた。その実績が評価され、シーズン途中に一軍への初昇格を果たし、2試合に登板した。しかし、この年以降、一軍での登板機会は訪れず、プロとして実戦で投げる機会は主に二軍に限られることとなった。その後も現役を続けたが、1993年シーズン限りで現役を引退した。

引退後

現役引退後は、長年にわたり所属した西武ライオンズに残り、チームを支える道を選んだ。当初は打撃投手として選手の練習をサポートする傍ら、チームの戦略を練る上で重要な役割を担うスコアラー業務についても学び始めた。1995年の春季キャンプ中に、当時のスコアラーであった植上健治氏が急逝するという出来事があり、これを機に亀井はスコアラーに専任することになった。

スコアラーとしては、チームの先輩であるベテランのスコアラーたちから多くの薫陶を受けるとともに、かつて西武に在籍し、当時福岡ダイエーホークスに移籍していた豊倉孝治氏にも師事するなど、積極的に知識と経験を吸収した。選手のデータ分析や相手チームの傾向分析など、グラウンド外からチームの勝利に貢献する重要な役割を担った。

記録

初登板：1988年9月7日 対ロッテオリオンズ23回戦（川崎球場） - 8回裏から登板し、そのまま試合終了まで投げきり、無失点に抑えた。

背番号

66 （1987年 - 1988年）
36 （1989年 - 1993年）

関連項目

群馬県出身の人物一覧
埼玉西武ライオンズの選手一覧
日本人のマイナーリーグ選手一覧

外部リンク

個人年度別成績 亀井猛斗 - NPB.jp 日本野球機構
選手の通算成績と情報 Baseball-Reference

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