亀田晃一

亀田晃一（かめだ こういち）は、1968年7月9日生まれの日本のメディア関係者です。南日本放送（MBC）に長年勤務し、技術局制作技術部長を務める傍ら、報道カメラマンや気象予報士、博士（学術）としても多角的に活動しています。

人物・経歴

鹿児島県出水市に生まれた亀田氏は、熊本電波工業高等専門学校（現・熊本高等専門学校）を卒業後、1989年（平成元年）に南日本放送に入社しました。

キャリアの初期には技術部で番組制作技術の業務に携わりました。その後、報道部へと異動し、宇宙開発担当記者や報道カメラマンとして現場での取材活動を行いました。

1999年には気象予報士の資格を取得。これを契機に、MBCのテレビおよびラジオ番組において気象キャスターとして視聴者やリスナーに気象情報を提供しました。

学術活動

社会人として働きながらも、学問への探求心を抱き続けました。放送大学大学院で修士課程を修了した後、鹿児島大学大学院の博士課程に進み、地域研究などの研究活動に従事。その成果が認められ、鹿児島大学から博士号（学術）を授与されました。

現在の活動

2018年の時点では、技術局の制作技術部長として、番組制作における技術面全般の責任者を担っています。特に、近年普及が進むドローンを用いた映像撮影技術の導入や、社内での技術指導に積極的に取り組んでいます。

また、気象予報士や博士としての知見を活かし、地域住民向けの防災に関する講演活動を各地で行い、啓発に努めています。

さらに、メディアでの発信も続けており、『毎日新聞』の鹿児島県版には「亀ちゃんのお天気百話」と題したコラムを定期的に執筆しています。このコラムは、地域に根差した気象や防災に関する話題を分かりやすく解説するもので、読者から好評を得ています。

著書

長年の活動やコラム執筆の経験を基に、自身の著書を刊行しています。

単著:
『かごんま お天気百話』（梓書院、2018年11月刊行）
『毎日新聞』の同名コラムを基にした、亀田氏初の単独著作です。鹿児島の天気や防災に関する話題を収めた一冊。

共著:
『クロスボーダーの地域学』（竹内勝徳、藤内哲也、西村明共編著・丹羽謙治、細川道久、三木夏華、桑原季雄、福ヶ迫加那と共著・南方新社、2011年）
地域研究に関する共著論文集に参加しています。

受賞歴

* 2012年に法政大学地域研究センターより、第10回地域政策研究賞奨励賞を受賞しています。

亀田晃一氏は、鹿児島を拠点に、放送技術、報道、気象、学術、防災啓発、執筆と多岐にわたる分野で活躍を続ける人物です。

もう一度検索