二木秀夫

二木秀夫（ふたつぎ ひでお）

二木秀夫は、1930年7月1日に生まれ、2019年7月27日に没した、山口県宇部市出身の教育者であり政治家です。学校法人宇部学園の学園長を務め、宇部市長、参議院議員としても活躍しました。

経歴

山口県立宇部高等学校を経て山口大学工学部を卒業後、学校法人宇部学園に勤務しました。1977年、宇部市長選挙に立候補し、初当選。以後3期連続で宇部市長を務めました。

1987年、参議院議員補欠選挙に立候補するため宇部市長を辞職。自由民主党公認で参議院議員に初当選し、2期連続で務めました。参議院議員時代は清和会、政眞会に所属し、科学技術政務次官などを歴任しました。

1998年に参議院議員を引退後、2000年には勲二等瑞宝章を受章。2019年に89歳で逝去し、死没日をもって従四位に叙されました。

宇部市長として

宇部市長時代には、宇部市役所の機構改革、宇部市立常盤小学校の開設、宇部市文化会館の着工など、様々な事業に取り組みました。市民生活の向上に大きく貢献したと言えるでしょう。

主な実績

宇部市役所の機構改革
宇部市立常盤小学校の開設
宇部市文化会館の着工

選挙

1977年4月29日 - 宇部市長に初当選
1981年4月26日 - 宇部市長に2選
1985年4月21日 - 宇部市長に3選
1987年7月12日 - 参議院議員補欠選挙で初当選
1992年7月26日 - 参議院議員に2選

役職

学校法人宇部学園学園長
FC宇部ヤーマン顧問
自由民主党山口県支部連合会顧問
琴崎八幡宮壱千七百年式年大祭奉賛会名誉会長

家族・親族

二木家は、宇部市において教育・政治に深く関わってきた家系です。

父：二木謙吾 - 学校法人宇部学園創設者、元山口県議会議長、元参議院議員、元大蔵政務次官、元自由民主党両院議員総会長
伯父：中安閑一 - 元宇部興産会長
兄：二木和夫 - 元山口県議会議員、元山口県議会副議長
甥：二木健治 - 現山口県議会議員

人物

二木秀夫は、保守と中道の勢力から支持を受け、宇部市長、参議院議員として長きにわたり活躍しました。地方自治、教育の発展に尽力し、地域社会に貢献した人物として記憶されています。

参議院議員引退後は、学校法人宇部学園の学園長として後進の育成に尽力しました。

参考文献

宇部市選挙管理委員会『選挙の記録（昭和21年 - 昭和62年）』
宇部市選挙管理委員会『選挙の記録（昭和62年 - 平成16年）』
自由民主党山口県支部連合会『自由民主党山口県支部連合会35周年記念誌』
二木謙吾伝編纂委員会『二木謙吾伝』
宇部時報社『報道八十年』

関連項目

藤生通陽 - 参議院議員時代の秘書。元秋穂町長。

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