二線路通り

二線路通り

二線路通りは、長野県長野市の長野駅前から中央通り（善光寺表参道）へと続く、全長約500メートルの市道です。正式には長野市道長野西202号線という名称ですが、一般には「二線路通り」として広く知られています。

歴史

その名前の由来は、1888年（明治21年）の長野駅開業時に、駅前から放射状に建設された道路にあります。当時、この道路は「第二線路」と呼ばれていました。ちなみに、「第一線路」は現在の末広通り、「第三線路」は現在の千歳町通りにあたります。

「一線路」「三線路」という名称は現在では使われなくなりましたが、「二線路」は、沿線にかつてあった石若町という町名が廃れた後も、通り名として残り続けました。

特徴

二線路通りは、幅の狭い道路ですが、カラー舗装や電線類の地中化が行われ、歩行者が快適に通行できる空間となっています。沿道には、ながの東急百貨店、C-one、ステーションビルMIDORIなどの商業施設や、飲食店が立ち並び、長野駅周辺と中央通りを結ぶ重要な役割を担っています。

また、千石街と呼ばれる歓楽街へのアクセスルートにもなっており、一日を通して多くの人で賑わっています。

車両の通行は一部の時間帯を除いて可能ですが、中央通り方面への一方通行となっています。

交差する道路

長野駅北交差点（南千歳一丁目）
長野市道（長野大通り）
長野市道（千歳町通り）
（南石堂町付近）
長野市道（中央通り）
長野市道（千石街）

沿道の主な施設

JR東日本・長野電鉄・しなの鉄道 長野駅
ながの東急百貨店（本館）
金龍ビル
金龍飯店
My Town C-one
スターバックスコーヒー 長野駅前店
LIVE HOUSE J
SUBWAY 長野二線路通り店
セブン-イレブン 長野二線路通り店
ドーミーイン長野
パティオNISENRO
西友南石堂店

その他の情報

国道143号は、かつて「長野県道第二線路」として建設されたため、現在でも一部で「二線路」と呼ばれることがあります。

二線路通りは、長野駅周辺を訪れる人々にとって、重要な道の一つです。歴史的な背景を持ちながら、現代の都市生活に溶け込んだ、魅力的な街路と言えるでしょう。

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