ステーションビルMIDORI

株式会社ステーションビルMIDORI：信州の駅を彩る企業

株式会社ステーションビルMIDORIは、JR東日本の連結子会社として、長野県を中心に駅ビル事業、スーパーマーケット事業、その他駅関連事業を展開する企業です。長野駅と松本駅に位置するMIDORIをはじめ、生鮮市場JCなど、地域住民にとって身近な存在となっています。

歴史：着実な成長と事業拡大

1983年の長野ステーションビル株式会社設立を起点に、MIDORI長野店の開業、松本ステーションビル株式会社との合併を経て、2003年には現在の社名である株式会社ステーションビルMIDORIとなりました。その後も、しなのエンタープライズ株式会社の吸収合併による生鮮市場JC事業の継承、長鉄開発株式会社の吸収合併による駅業務受託の開始など、着実に規模を拡大してきました。2014年と2015年には、北陸新幹線延伸に合わせたMIDORI長野店の全面改装を行い、多くの新店舗を誘致し、地域の活性化に貢献しています。

主要事業：駅ビルMIDORIとスーパーマーケット生鮮市場JC

MIDORI長野店は、善光寺口にある長野駅ビルで、東西に広がる2つの棟から構成されています。増築された南西側の棟はホテルメトロポリタン長野と直結しており、既存棟は長野電鉄長野駅やJR長野駅各口と接続しています。5階建て（地下1階含む）のビルには、ファッション、飲食、カルチャーなど、多様なテナントが入居しており、ショッピングや食事、エンターテイメントなど、幅広いニーズに対応しています。

MIDORI松本店は、松本駅ビルとして、4階建てのビルにファッション、飲食、書籍など、地域住民に必要とされる様々な店舗が入っています。

生鮮市場JCは、新鮮な食材を扱うスーパーマーケットです。長野駅近くという利便性の高い場所に位置し、地域住民の生活を支えています。

その他事業：エキナカ事業と駅業務受託

駅ビル事業に加え、株式会社ステーションビルMIDORIは、長野駅、松本駅、軽井沢駅、上田駅、塩尻駅、信濃大町駅、上諏訪駅など、数多くの駅でエキナカ事業を展開しています。コーヒーショップ、蕎麦店、土産物店、飲食店など、多様なテナントが駅利用客にサービスを提供しています。また、コインロッカー設置、駐車場管理、高架下スペース貸付など、駅全体の利便性向上にも貢献しています。さらに、2022年からは、長鉄開発株式会社の吸収合併により、信越本線、篠ノ井線、大糸線、中央本線、小海線の一部駅において駅業務受託も開始しました。

企業理念：地域社会への貢献

株式会社ステーションビルMIDORIは、駅ビルという地域の中核施設を運営することで、地域経済の活性化、地域住民の生活向上に貢献しています。北陸新幹線延伸を契機とした駅ビル改装などもその一環であり、今後も地域社会との連携を強化しながら、発展を続けていくことが期待されます。

まとめ

株式会社ステーションビルMIDORIは、駅ビル事業を基盤に、スーパーマーケット事業、エキナカ事業、駅業務受託事業など、多角的に事業を展開し、長野県における地域社会に貢献する企業として、今後もその存在感を増していくことでしょう。その事業規模の拡大と、地域社会との共存共栄を目指した取り組みは、今後の発展にも繋がるものと期待されます。

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