五十岡駅

五十岡駅について

五十岡駅（いごおかえき）は静岡県袋井市岡崎に所在した静岡鉄道の駿遠線に属する駅で、以前は小笠郡笠原村として知られていました。本駅は、1面1線の構造を持つ停留場であり、駅舎は存在せず、ホーム1本と待合室のみが設けられた無人駅でした。また、新袋井方面のすぐそばには弁財天川橋梁があり、ここを越えると袋井市から浅羽町に入ることができます。この周辺は、「浅羽平野」と名付けられた穀倉地帯の中に位置しています。

鉄道の歴史

五十岡駅は1915年5月11日に中遠鉄道の一部として新岡崎から浅名間に新たに設立され、当時の交通網の発展に寄与しました。その後、1943年5月15日に戦時中の統合により静岡鉄道中遠線に編入されます。1948年9月8日には地頭方から池新田間の開業を記念して静岡鉄道駿遠線の駅となりましたが、1967年8月28日には新袋井駅から新三俣駅間が廃止され、五十岡駅も同様に廃駅となりました。

現在の状況

駅が廃止された後も周辺地域にはホームの跡が残っており、秋葉バスサービスによる秋葉中遠線・五十岡バス停の近くに位置しています。その後、2011年11月にはこの跡地が整備され、ミニ公園として活用されるようになりました。現在では駅名標を模したモニュメントや、案内板、屋根付きのベンチが設置され、高い利用価値を提供しています。この公園は観光名所としても注目を集めており、地域の人々や訪問者にとっての憩いの場となっています。

隣接する駅

五十岡駅の隣に位置していたのは静岡鉄道駿遠線の新岡崎駅と浅名駅で、周囲には多くの自然や農地が広がっていました。これらの駅とともに五十岡駅は地域の交通網の一部を担い、住民の生活を支えていました。

関連項目

五十岡駅は廃駅としても知られており、廃線や地域内の交通歴史の一部とされており、さらなる資料や情報は外部サイトで確認することができます。廃線に関する写真や情報は、廃線鉄道寮のウェブサイトで公開されています。ぜひ訪れてみてください。

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