五番街のマリーへ

五番街のマリーへ

「五番街のマリーへ」は、1973年10月25日にリリースされたペドロ&カプリシャスの5枚目のシングルであり、彼らを代表する楽曲の一つとして知られています。

概要

この楽曲は、作詞を阿久悠、作曲を都倉俊一が担当しました。ボーカルは、二代目ボーカルである高橋まり（現：髙橋真梨子）が務め、後に高橋自身もセルフカバーしています。

前作の「ジョニィへの伝言」に続いて大ヒットし、「ジョニィへの伝言」同様に50万枚近い売上を記録しました。オリコンチャートでは、「ジョニィへの伝言」と同様にロングヒットとなり、シングル売上枚数は21.2万枚に達しました。

発売から42年後の2015年には、「第66回NHK紅白歌合戦」で髙橋真梨子がソロとして歌唱し、その人気を再確認させました。

この楽曲の作詞と作曲は、1973年夏に開催された船上セミナー中に行われました。このセミナーは、現役クリエイターが講師を務める作詞教室と作曲教室を兼ねたもので、1週間かけて日本を一周するものでした。講師として乗船していた阿久悠と都倉俊一は、この機会に一曲作ろうと提案し、船上でこの名曲が誕生しました。

収録曲

全作詞：阿久悠　作曲・編曲：都倉俊一

1. 五番街のマリーへ
2. 教会へ行く

収録アルバム

『歌姫 〜センチメンタル女性ヴォーカリスト〜』
1970年代、80年代にヒットした女性ボーカルソングを集めたコンピレーションアルバム。

カバーした主な歌手

この楽曲は多くのアーティストにカバーされており、その一部を以下に紹介します。

ちあきなおみ - 1974年アルバム『円舞曲』等に収録
アグネス・チァン(蔣麗萍) - 広東語カバー「薄情」として、1986年アルバム『午夜過後之舞』に収録
キャリー・クォン(鄺美雲) - 広東語カバー「其實你愛我嗎」として、1993年アルバム『一生只願愛一次』に収録
ロイ・フォン(呂方) - 北京語カバー「給情人的搖籃曲」として、2001年アルバム『DEAR』に収録
シャーリー・シャウ(蕭孋珠) - 北京語カバー「春夢」として、1976年アルバム『金色的影子』に収録
林慧萍 - 北京語カバー「春夢」として、1987年アルバム『不要回頭看』に収録
江蕙 - 台湾語カバー「想起伊」として、2002年アルバム『紅線』に収録
石原詢子 - アルバム『我がこころの愛唱歌II ～人情と活気に溢れてたあの時代～』、CD-BOX『石原詢子 時代のうた』に収録
岩崎宏美 - アルバム『Dear Friends II』に収録
杉田二郎 - アルバム『歌鬼2〜阿久悠 vs. フォーク〜』に収録
SPEED - アルバム『VISION FACTORY COMPILATION 〜阿久悠、作家生活40周年記念〜』に収録
南沙織 - ライヴ盤『CYNTHIA IN CONCERT』に収録
ピーター - アルバム『GOLDEN☆BEST ピーター（オリジナルを歌う＋スタンダードを歌う）』に収録
堀内孝雄 - アルバム『HELLO FORTY』に収録
桑田佳祐 - ライブビデオ『昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦』に収録
GTS - GTS feat. Melodie Sexton 『in the groove』に収録 (artimage/avex trax)
田村芽実 - DVD『CLIP&COVERS』に収録

脚注

「五番街のマリーへ」は、発表から長年にわたり多くの人に愛され続けている名曲です。

関連項目

1973年の音楽
1974年の音楽
5番街 (マンハッタン)

外部リンク

芸音レコード株式会社

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