京急グループ本社は、
神奈川県横浜市西区高島に所在する
京急グループの
オフィスビルです。
京浜急行電鉄(京急電鉄)をはじめとするグループ11社が、
2019年9月から10月にかけて移転・集約しました。このビルは、みなとみらい地区のランドマークとして、また
京急グループの中枢として重要な役割を担っています。
概要
これまで
京急グループ各社の
本社機能は、東京や神奈川の各地に分散していました。しかし、グループ全体の連携強化と業務効率化を図るため、京急電鉄を含む11社の
本社機能を、みなとみらい地区の新たなビルに集約することになりました。この決断により、約1200人の社員が1つの場所に集まり、よりスムーズなコミュニケーションと協業が可能となりました。
新
本社ビルは、みなとみらい歩道橋と直結しており、
日産自動車グローバル
本社内のNISSANウォークや
はまみらいウォークを経由して、横浜駅東口方面へのアクセスも容易です。これにより、従業員だけでなく、外部からの訪問者にとっても利便性の高い立地となっています。
また、このビルは
防災拠点としての機能も備えています。災害時には、自社・他社線の運行情報を提供するだけでなく、従業員や
帰宅困難者向けの災害備蓄品も常備しています。さらに、一時滞在も可能なスペースを確保しており、万が一の事態にも対応できるよう設計されています。
当ビルに本社を置く主な企業
京浜急行電鉄
京浜急行バス
京急不動産
京急イーエックスイン
京急アドエンタープライズ
京急ストア
京急リブコ
京急サービス
京急システム
京急ビルマネジメント
京急ビジネス
京急建設
これらの企業が一つの場所に集まることで、グループ全体のシナジー効果が期待されています。
京急ミュージアム
京急ミュージアムは、
京急グループ本社ビルの1階に位置する企業ミュージアムです。京急の創立120周年記念事業の一環として、
2020年1月21日にオープンしました。ここでは、京急の歴史や
鉄道事業に関する様々な展示を楽しむことができます。
ミュージアム内には、
昭和初期に使用されていた貴重な保存車両(デハ230形・デハ236号)が展示されています。これらの車両は、京急の歴史を語る上で非常に重要なものであり、
鉄道ファンにとっては見逃せない展示となっています。その他、沿線のジオラマや、
鉄道シミュレーター(有料)など、大人から子供まで楽しめるコンテンツが充実しています。
営業案内
開館時間:10:00〜17:00(最終入場は16:30)
休館日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始および特定日
入館料:無料(現在は、2回目と3回目の入場のみ、申し込みなしで入場可能)
交通アクセス
横浜駅から徒歩約7〜10分(京急線、JR線、相鉄線、東急線、市営地下鉄ブルーライン、みなとみらい線)
みなとみらい線 新高島駅(2 大通り高島口)から徒歩約1分
京急ミュージアムは、京急の歴史と魅力を体験できる場所として、多くの人々に親しまれています。
外部リンク
京急電鉄(公式サイト)
企業情報
京急ミュージアム