京成バス金町営業所

京成バス金町営業所



京成バス金町営業所は、東京都葛飾区金町に位置する京成バスの営業所です。社内での営業所記号は「8」を使用し、車両のナンバーは葛飾ナンバーです。

沿革



1961年10月1日に開設され、京成電鉄自動車部の中核であった奥戸営業所(現・京成バス奥戸営業所)を補完する目的がありました。2001年2月16日に奥戸営業所が京成タウンバスとして独立してからは、葛飾区内の京成バス路線を担う唯一の営業所となっています。

主な担当路線



現在は、金町駅亀有駅、新小岩駅小岩駅周辺の路線を主に担当しています。中でも戸ヶ崎線(小55系統など)は運行本数が多く、主力路線となっています。

戸ヶ崎線



小55: 小岩駅 - 柴又新道 - 京成小岩駅入口 - 鎌倉町 - 新柴又駅 - 柴又帝釈天 - 浄水場 - 金町駅
金61: 金町駅 - 東金町三丁目 - 水元公園 - 水元そよかぜ園 - 大場川 - 戸ヶ崎操車場 - 潮止橋北 - 八潮駅南口
金61: 金町駅 - 東金町三丁目 - 水元公園 - 水元そよかぜ園 - 大場川 - 戸ヶ崎操車場
金61: 金町駅北口 → 金町第二団地 → 水元公園 → 水元そよかぜ園 → 大場川 → 戸ヶ崎操車場(深夜バス)

戸ヶ崎線は、京成バス都内路線の中でも特に重要な路線のひとつです。元々は小岩駅と戸ヶ崎操車場を結ぶ小56系統がありましたが、2010年9月に廃止され、金町駅を境に系統が分断されました。小55系統は、JR常磐線、JR総武線、北総線、京成本線の駅を結ぶ役割を担い、柴又帝釈天への観光輸送、地域輸送、通学輸送など、多様なニーズに応えています。金61系統は、水元公園や都立葛飾総合高校へのアクセスを支え、金町駅 - 戸ヶ崎操車場間は10分間隔、戸ヶ崎操車場 - 八潮駅間は30分間隔で運行されています。

亀有線



新小53:小岩駅東北広場 - 東新小岩八丁目 - 奥戸車庫 - 立石駅入口 - 葛飾区役所 - 青砥駅入口 - テクノプラザかつしか - 亀有駅

新小53系統は、新小岩駅亀有駅を結び、ほぼ終日15分間隔で運行されています。かつては奥戸営業所が管轄していましたが、路線の再編を経て京成バスの運行が維持されています。葛飾区役所の開庁時間に合わせて区役所を経由する便と、経由しない便があります。

南水元循環(アイリスループ)



金01: 金町駅北口 → 花の木小学校 → 新宿六丁目 → 飯塚商店街 → 水元社会教育館いこいの家入口 → 飯塚商店街 → 花の木小学校 → 金町駅北口

金01系統は、南水元地区の交通の便を改善するために2001年4月28日に新設されました。地域住民の足として、生活を支えています。

金町営業所出入庫線



金01出入: 金町駅北口 - 東金町二丁目 - 新宿六丁目南 - 都営新宿団地 -(直通)- 金町営業所
金02出入: 金町駅北口 - 東金町二丁目 - にいじゅくみらい公園 - 都営新宿団地 -(直通)- 金町営業所

金01出入系統は、金町営業所から金町駅への回送運用を旅客化したもので、2007年2月1日に運行を開始しました。金02出入系統は、[葛飾にいじゅくみらい公園]および周辺の宅地整備により2014年9月に運行が開始されました。

幸田線



金62: 金町駅北口 - 金町第二団地 - 水元公園 - 水元三丁目 - リブレ京成 - なかよし通り - 西水元三丁目 - 大場川水門

金62系統は、金町駅北口から幸田地区を経由して西水元三丁目・大場川水門へ向かう路線です。地域住民の要望に応えて開通し、水元公園で戸ヶ崎線と並走するものの、基本的には独立した路線として運行されています。

水元公園循環(ファミリーシャトル)



金63: 金町駅 → はなしょうぶ園 → ポプラ並木 → 水元かわせみの里 → 水元そよかぜ園 → 水元公園金町駅

金63系統は、金町駅から水元公園への観光客をターゲットとした路線で、土曜・日曜・祝日に運行されています。水元公園内の狭い道路を走行するため、主に中型車が使用され、車内では観光案内の放送が行われます。

慈恵医大線



青01: 慈恵医大葛飾医療センター → 京成青砥駅ユアエルム青戸前 → 慈恵医大葛飾医療センター

青01系統は、慈恵医大葛飾医療センターの通院客の要望を受けて新設された短距離路線です。日祭日と大学記念日、年末年始は運休となります。

新金線



新金01:小岩駅南口 - スポーツセンター - 京成小岩駅入口 - 新柴又駅 - 金町駅南口

新金01系統は、葛飾区の社会実験路線として運行されている路線で、京成タウンバスとの共同運行です。

アリオ亀有無料シャトルバス



立石・青砥ルート: アリオ亀有 → 青砥駅東交差点 → 立石駅入口 → 青砥駅入口 → 青砥駅東交差点 → アリオ亀有
新宿・南水元ルート: アリオ亀有 → 都営新宿団地 → 大堰枠・にいじゅくプレイパーク → 新宿六丁目南 → 花の木小学校 → 新宿六丁目 → 新宿六丁目南 → 大堰枠・にいじゅくプレイパーク → 都営新宿団地 → アリオ亀有

アリオ亀有へのアクセスを目的とした無料シャトルバスも運行しています。

かつしか菖蒲めぐりバス



臨時: 堀切菖蒲園 → しばられ地蔵(水元公園) → 金町駅南口 → 柴又帝釈天亀有駅南口 → 堀切菖蒲園(循環)

葛飾菖蒲まつりの会期中に運行される臨時系統で、葛飾区の観光スポットを巡ります。

車両



いすゞ自動車製の車両が基本ですが、一部に日野自動車製や三菱ふそうバス製造製の車両も配置されています。アリオ亀有無料シャトルバスには、専用のラッピング車両が使用されています。また、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のキャラクターが描かれたラッピングバスも運行されています。

関連項目



葛飾区
京成電鉄
こちら葛飾区亀有公園前派出所

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