京都市立向島東中学校

京都市立向島東中学校

京都市立向島東中学校（きょうとしりつ むかいじまひがしちゅうがっこう）は、京都府京都市伏見区向島に所在する公立中学校です。略称としては「東中」や「向東中」と呼ばれています。学校のマスコットキャラクターは『東丸』です。

概要

本校は、京都市伏見区の向島地区、特に国道24号線より東側の地域を通学区域としています。この地域では、かつての向島ニュータウン建設に伴う人口の急増があり、それに対応するために新たな中学校が必要とされた背景から開校しました。

沿革

向島東中学校の設立に向けた動きは1983年に始まりました。同年2月には京都市立向島中学校の分校建設を促進するための委員会が結成され、4月にはまず京都市立向島中学校東分校として、母体校である向島中学校の敷地内に仮設されました。5月には分校建設委員会が設立され、具体的な計画が進められます。そして9月には新しい中学校の名称が「京都市立向島東中学校」と正式に決定し、11月には校章のデザインが制定されました。

開校を目前に控えた1984年3月には校歌が制定され、同年4月にいよいよ京都市立向島東中学校として開校の運びとなりました。

開校後、国際交流にも力を入れており、1985年4月には中国陝西省からの観光経済調査団が来校しました。さらに同年7月には、中国西安市にある西安第六十中学校との間で友好学校交流に関する議定書が調印され、国際的な絆を結びました。この交流の一環として、11月には中国西安市教育局の友好代表団も来校しています。

学校施設の整備も順次進められました。1992年3月にはコンピューター教室が設置され、情報教育に対応できる環境が整いました。1999年8月には、図書室や音楽室といった特別教室にエアコンが設置され、より快適な学習環境が提供されるようになりました。また、2001年10月からは選択式の学校給食制度が導入され、生徒が日替わりでメニューを選べるようになりました。

2013年6月には、開校から30周年を迎えたことを記念して、盛大な記念式典が開催されました。

通学区域

京都市立向島東中学校の通学区域は、以下の小学校の通学区域全域を含んでいます。

• - 京都市立向島小学校
• - 京都市立向島藤の木小学校

交通アクセス

最寄り駅からのアクセスは以下の通りです。

• - 京阪宇治線：観月橋駅で下車。
• - 近鉄京都線：向島駅で下車。

主な出身者

プロ野球界で活躍する以下の選手が本校の出身者です。

• - 石原彪 選手
• - 林優樹 選手

隣接する学校

本校の通学区域は、以下の学校の通学区域と隣接しています。

• - 京都市立向島秀蓮小中学校
• - 京都市立桃陵中学校
• - 京都市立桃山中学校
• - 宇治市立東宇治中学校
• - 宇治市立槇島中学校

（参考文献として、向島東中学校発行の『20周年記念誌』（2003年10月11日）があります。関連情報や公式ウェブサイトも参照可能です。）

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