京都産業大学バスケットボール部

京都産業大学バスケットボール部は、京都産業大学体育会に所属する男子バスケットボールチームです。関西学生バスケットボール連盟に加盟し、長年にわたり同リーグを牽引する存在として知られています。

チームの歴史は1967年に始まりました。創設から間もない1970年には、早くも関西学生リーグのトップカテゴリーである1部リーグへの昇格を果たします。その後、チームは順調に力をつけ、1977年にはリーグ初優勝を飾りました。これを皮切りに、京産大は関西学生リーグにおいて比類なき強さを見せるようになり、その優勝回数はリーグ史上最多となる19回を数えます。特に1990年代には、1991年から7年連続でリーグを制覇するなど、圧倒的な黄金期を築きました。その後も2010年代後半から2020年代にかけて複数回リーグ優勝を果たすなど、その地位を確固たるものにしています。

関西学生バスケットボール連盟主催のリーグ戦に加え、地域学生バスケットボール大会でも数々の栄冠を獲得しています。西日本学生バスケットボール選手権大会（西日本インカレ）では、1978年の第28回大会で初めて優勝を果たしました。これまでに15回の優勝実績があり、中でも1986年からは驚異的な9年連続優勝を達成するなど、西日本地域における強豪としての地位を確立しました。また、関西学生バスケットボール選手権大会（関西インカレ）においても、1979年の第6回大会で初優勝して以降、歴代最多となる22回の優勝を数えます。特に1992年からの7年連続優勝は、その圧倒的な実力を示す金字塔と言えるでしょう。

全国の舞台である全日本大学バスケットボール選手権大会（インカレ）でも、その実力は十分に発揮されました。1997年には決勝戦まで駒を進め、見事準優勝という輝かしい成績を収めました。これは、関西学生バスケットボール連盟所属校としては、同志社大学に次いで2校目となる歴史的な快挙でした。また、天皇杯の予選を兼ねる全日本バスケットボール選手権大会（オールジャパン）にも、これまでに通算23回出場しており、日本のトップレベルのチームとも幾度となく対戦してきました。近年では、2021年のインカレでベスト8に進出するなど、全国大会でもその存在感を示し続けています。

チームの伝統的な対外交流として、毎年5月には関東の強豪である法政大学との間で定期戦を実施しています。この定期戦は長年にわたり続けられており、両校にとって貴重な強化の機会となっています。

京都産業大学バスケットボール部は、これまで数多くの優秀な人材を日本のバスケットボール界に送り出してきました。主な卒業生には、日本代表としても活躍した三木力雄氏をはじめ、山崎昭史氏、福島雅人氏、青野和人氏、村上和之氏、菅裕一氏、堀川竜一氏、菊池宏之氏、菅谷徹氏、濱田卓実氏、田代拓也氏、井林宥輔氏、坂井レオ氏、大庭岳輝氏など、プロリーグや実業団で活躍した選手、指導者となった人材が多数います。彼らは卒業後も様々な形で日本のバスケットボールの発展に貢献しており、京産大バスケ部の輝かしい歴史の一部を担っています。

創部から半世紀以上の長きにわたり、京都産業大学バスケットボール部は関西学生バスケットボール界を代表するチームとして、多くのタイトルを獲得し、全国の舞台でもその名を轟かせてきました。その豊かな歴史と伝統、そして絶え間ない挑戦の精神は、今後も受け継がれていくことでしょう。

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