仁平典宏

仁平典宏

仁平典宏（にへい のりひろ、1975年 - ）は、日本の著名な社会学者であり、現在、東京大学大学院教育学研究科比較教育社会学講座の教授を務めています。専門分野は社会学であり、特にボランティア活動に関する研究で知られています。

略歴

学歴

1994年3月：茨城県立土浦第一高等学校卒業
1998年3月：東京大学教育学部卒業
2000年3月：東京大学大学院教育学研究科修士課程修了
2004年3月：東京大学大学院教育学研究科博士課程修了
2008年3月：東京大学大学院教育学研究科より教育学博士号を取得。博士論文の題目は『「ボランティア」の意味論の変容過程と機能に関する社会学的研究 :福祉国家の形成/再編及びネオリベラリズムとの関係に着目して』

職歴

2004年4月～2007年3月：東京大学大学院人文社会系研究科特任研究員
2007年3月～2009年3月：日本学術振興会特別研究員（PD）
2008年9月～2009年3月：University of Oxford, Nissan Institute of Japanese Studies, Visiting Scholarとして客員研究員
2009年4月～2014年3月：法政大学社会学部社会政策科学科専任講師、准教授（2011年4月～2013年3月には多摩キャンパスボランティアセンター長を兼任）
2014年4月～2021年9月：東京大学大学院教育学研究科比較教育社会学講座准教授
2021年10月～：東京大学大学院教育学研究科比較教育社会学講座教授（現在に至る）

著書

『「ボランティア」の誕生と終焉―〈贈与のパラドックス〉の知識社会学』名古屋大学出版会, 2011.2

共編著

『若者と貧困 いま、ここからの希望を』(若者の希望と社会 3) 湯浅誠,冨樫匡孝,上間陽子共編著. 明石書店, 2009.8
『労働再審〈5〉ケア・協働・アンペイドワーク―揺らぐ労働の輪郭 』山下順子共編. 大月書店, 2011.12
『平成史【完全版】』小熊英二編著, 井手英策,貴戸理恵,菅原琢,中澤秀雄,濱野智史,韓東賢共著. 河出ブックス, 2019.5
『教育学年報11―教育研究の新章 (ニュー・チャプター) 』下司晶,丸山英樹,青木栄一,濱中淳子,石井英真,岩下誠共編. 世織書房, 2019.8
『教育学年報12―国家』下司晶,丸山英樹,青木栄一,濱中淳子,石井英真共編. 世織書房, 2021.8
『教育学年報13―情報技術・AIと教育』下司晶,丸山英樹,青木栄一,濱中淳子,石井英真共編. 世織書房, 2022.8

その他、多数の学術論文や著書を発表しています。

受賞歴

2006年：第5回日本社会学会奨励賞 論文の部
2012年：第13回損保ジャパン記念財団賞
2012年：第11回日本社会学会奨励賞 著書の部
2017年：第16回日本NPO学会林雄二郎賞（共著）
2021年：日本不動産学会2020年度著作賞学術部門（共著）
2021年：2021年度都市住宅学会賞著作賞（共著）


仁平典宏は、社会学、特にボランティア研究において、多大な貢献をしています。その研究は、社会におけるボランティア活動の意義や役割を再考する上で重要な視点を提供しています。

外部リンク

* researchmap（仁平典宏）

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