今別町立今別小学校

今別町立今別小学校

今別町立今別小学校は、青森県東津軽郡今別町今別地区に位置する公立小学校です。今別町の中心部にあり、町内で唯一の小学校として、地域の子どもたちの教育を担っています。児童数は2022年現在36名であり、準へき地学校に認定されています。

概要

本校の学区は今別町全域であり、卒業生の主な進学先は町内唯一の中学校である今別町立今別中学校です。

沿革

今別小学校は、明治時代初期の1876年（明治9年）に創立されました。その後、時代の変遷とともに、学校名や教育制度の変更、校舎の移転・消失などを経験しています。

1876年（明治9年）：創立
1886年（明治19年）：今別簡易小学校に改称
1887年（明治20年）：高等科を併置
1921年（大正10年）：今別大火により校舎消失、正行寺・本覚寺・八幡宮で分散授業
1941年（昭和16年）：国民学校令により、今別国民学校に改称
1947年（昭和22年）：新学制施行により、今別村立今別小学校に改称
1955年（昭和30年）：今別町発足により、今別町立今別小学校に改称
1958年（昭和33年）：火災により校舎消失、町役場・今別高校などで分散授業
2000年（平成12年）：旧今別小学校・大泊小学校・開智小学校の3校が統合し、新たに今別小学校として発足。校歌・校章を制定
2003年（平成15年）：二股小学校を統合
2004年（平成16年）：大川平小学校を統合
2011年（平成23年）：東日本大震災により避難所となる
* 2016年（平成28年）：児童数減少により複式学級を導入

2000年には、近隣の小学校との統合を経て、新たな歴史を刻み始めました。統合後には、コンピューターの導入や校舎の改修など、教育環境の整備も進められています。

教育活動

今別小学校では、児童一人ひとりの個性と能力を伸ばす教育を目指し、様々な教育活動を展開しています。少人数制の利点を活かし、教員と児童の距離が近い、温かい雰囲気の中で学習に取り組んでいます。

周辺環境

今別小学校の周辺には、国道280号や青森県道14号今別蟹田線が通り、交通の便も比較的良いです。また、JR津軽線今別駅や北海道新幹線の駅も近くにあり、広域からのアクセスも可能です。

近年の状況

近年は児童数の減少により複式学級が導入されていますが、地域との連携を深め、特色ある教育活動を展開することで、子どもたちの成長を支えています。東日本大震災時には避難所としての役割を果たすなど、地域社会に貢献する学校としての役割も担っています。

今別小学校は、今別町の未来を担う子どもたちの育成に、これからも力を注いでいきます。

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