今川駅 (大阪府)

今川駅（いまがわえき）

今川駅は、大阪府大阪市東住吉区駒川三丁目に位置する、近畿日本鉄道（近鉄）南大阪線の駅です。駅番号はF04。

歴史

1931年（昭和6年）6月1日：大阪鉄道の駒川駅（こまがわえき）として開業。当時は相対式2面2線の地上駅でした。
1933年（昭和8年）4月1日：今川駅に改称。
1943年（昭和18年）2月1日：関西急行鉄道が大阪鉄道を合併。関西急行鉄道天王寺線の駅となります。
1944年（昭和19年）6月1日：戦時統合により関西急行鉄道が南海鉄道（現在の南海電気鉄道の前身）と合併、近畿日本鉄道南大阪線の駅となりました。
1987年（昭和62年）12月6日：路線高架化により高架駅に生まれ変わりました。当初は待避線が未設置で、仮ホームを使用していました。
1989年（平成元年）4月：待避線と本設ホームが設置され、中央に通過線のある現在の形態となりました。
2007年（平成19年）4月1日：ICカードPiTaPaが使用可能になりました。
2018年（平成30年）3月19日：接近・発車の案内放送が更新されました。

駅構造

複線の通過線の両側に相対式2面2線ホームを持つ高架駅で、待避設備を備えています。新幹線型の待避構造が特徴で、2番線は古市方面行きの通過線、3番線は大阪阿部野橋行きの通過線となっています。普通列車が準急列車の通過待ちをほぼ終日行っています。

地上駅時代は、相対式ホーム2面2線の中央部に通過線1本を備えた待避駅でした。通過線は上下線共用でしたが、高架化工事の準備ダイヤ以降は上り通過列車専用となっていました。通過線は分岐器通過の関係で、通過時に減速が必要でした。

高架化工事中の仮線時代も、上り線側にのみ待避線が設けられていました。高架施設完成後も待避線は未設置で、現在の通過線上に仮設ホームを設置して工事が続けられました。待避線と本設ホームは約1年半後に完成し、高架化工事が完了しました。

ホーム有効長は6両編成に対応しています。ホーム階（3階）の下に駅舎の入る階（2階）があり、改札口は1ヶ所のみです。

大阪阿部野橋駅が管理する有人駅で、PiTaPa・ICOCA対応の自動改札機および自動精算機が設置されています。

のりば

※2・3番線はホームのない通過線のため、欠番です。

利用状況

2023年11月7日における1日乗降人員は3,639人です。

駅周辺

サンエー 今川店
日本郵便 東住吉今川駅前郵便局
関西みらい銀行 今川支店
成協信用組合 田辺支店
ココカラファイン 今川店
大阪市立今川小学校
大阪市立田辺小学校
慈光寺
* 今川公園

当駅から西へ続く商店街の先に、阪神高速14号松原線の高架道路が見えます。この高架脇の側道は、かつての南海平野線の軌道跡であり、高架道と商店街との交点付近に田辺停留場がありました。平野線は当駅開業に先立つ17年余前の1914年に開業しました。昭和の初めに当駅ができるまで、このあたりで電車で大阪市内へ行くには、平野線を利用するのが一般的でした。

隣の駅

近畿日本鉄道

F 南大阪線

■急行・■区間急行・■準急

通過

■普通

北田辺駅 (F03) - 今川駅 (F04) - 針中野駅 (F05)

※ 括弧内は駅番号を示します。

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