今村美乃

今村 美乃（いまむら よしの）

1987年4月6日、熊本県熊本市に生まれた日本の女優です。4人兄姉の末っ子として育ちました。現在はCESに所属し、多岐にわたるジャンルでその才能を発揮しています。

生い立ちとキャリアの始まり

地元熊本で高校時代を過ごす中、熊本PARCOのポスターモデルを3年間にわたり務めたことが、表現の世界に触れる最初の機会となりました。青山学院大学への進学を機に東京へ移り、本格的に役者としての道を志します。劇団「新宿梁山泊」での活動を中心に演劇の基礎を積み重ね、舞台俳優として経験を重ねていきました。2014年には、志を同じくする女優たちと共に劇団「激嬢ユニットバス」を立ち上げ、新たな表現の場を創造しました。

人物

趣味は映画鑑賞や歌舞伎鑑賞といった芸術に触れることから、フットサルを楽しむ活動的な一面まで持ち合わせています。特技には、幼少期から培われたであろう器械体操や、役者として幅を広げるための殺陣、さらにピアノ演奏やイラストレーションなど、身体能力の高さと芸術的な感性を兼ね備えていることが伺えます。これらの多彩な特技は、役柄の幅を広げる上でも強みとなっています。

幅広い活動分野

テレビ、映画、舞台といった従来の表現媒体に加え、近年では特にゲーム分野での活動も注目されています。

テレビでは、バラエティ番組のレポーターやドラマへのゲスト出演など、様々な形で登場しています。レギュラーとして出演したKABの「駅前TVサタブラ」や「くまパワ＋」では、地元熊本でも親しまれました。ドラマでは「チーム・バチスタの栄光」「大河ドラマ 八重の桜」「コード・ブルー ドクターヘリ救命 THE THIRD SEASON」「刑事7人」「ネメシス」など、数多くの作品に顔を出しています。TBSの「爆報！THEフライデー」では、岡田有希子役を演じたこともあります。

舞台俳優としての経験も豊富で、キャリアの初期を支えた「新宿梁山泊」の公演に加え、自身が関わった「激嬢ユニットバス」の作品にも出演。また、大森カンパニープロデュースの「更地」シリーズには継続的に出演し、演劇への変わらぬ情熱を示しています。

映画出演も多数あり、「半次郎」「ヒミズ」「地獄でなぜ悪い」「ミュージアム」「探偵はBARにいる3」「AI崩壊」など、話題作からインディーズ作品まで幅広く参加しています。近年では「ミドリムシの夢」「ミドリムシの姫」「Gメン」などに出演しています。

また、CM、PV、WEBコンテンツなど、様々な媒体にも登場し、表現のフィールドを広げています。アース製薬「ウルモア」やローソン「MACHI cafe」、ドモホルンリンクルなどのCMに出演し、お茶の間にも親しまれています。

ゲーム分野での貢献

特にユニークな活動として挙げられるのが、ゲームのモーションキャプチャーへの参加です。「龍が如く」シリーズ（0, 極, 極2, 6, 7）、JUDGE EYES、LOST JUDGEMENT、北斗が如くといった人気アクションゲームにおいて、キャラクターに命を吹き込むモーションアクターとして重要な役割を果たしています。さらに、「モンスターストライク」シリーズや「ゼノブレイド3」（セナ役）では、主要キャラクターのモーションアクターを担当するなど、声優としての側面も持ち合わせています。これらの活動は、彼女の身体表現能力の高さを示すものと言えるでしょう。

プライベート

2019年夏には、俳優の和泉宗兵氏と結婚したことを公表しています。

熊本でのモデル経験から始まり、東京で演劇の道を究め、現在は映像、舞台、そしてゲームの世界まで、その表現の場を広げ続ける今村美乃。多彩な才能と経験を活かし、今後のさらなる活躍が期待される女優です。

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