今里 (海老名市)

神奈川県海老名市今里地区の詳細解説

今里（いまざと）は、神奈川県海老名市に位置する地区であり、行政地名としては今里一丁目から三丁目、そして住居表示未実施の大字今里から構成されています。この地域は、海老名市の中央やや南寄りに位置し、相模平野の中央部に広がっています。周囲は中新田、大谷、杉久保、上河内、社家といった他の地区と接しており、市内でも比較的中心部に近いエリアです。

地理と区域

今里地区は、北東部から時計回りに一丁目、二丁目、三丁目と配置されており、それぞれの境界は明確です。また、地区の北、東、南の端には住居表示未実施の地域が残っています。この地域は、平坦な地形が特徴で、住宅地としての利用が中心です。

面積と地価

今里地区の総面積は、海老名市全体から見るとそれほど大きくはありませんが、住宅地としての利用が中心です。2023年1月1日の公示地価によると、今里2-12-10の地点で1平方メートルあたり13万5000円となっています。この地価は、海老名市内の他の地域と比較しても、平均的な水準を示していると言えるでしょう。

歴史

今里という地名の由来は、「新しくできた里」を意味するとされています。これは、応永年間（または永禄4年）に相模川の氾濫により集落が流失した後、大谷と杉久保の一部から新しい集落が形成されたことに起因します。戦国時代には既に「今里」という名前が使われていたことが確認されており、この地域の歴史の深さを物語っています。

沿革

江戸時代 - 高座郡今里村として成立。
1868年（明治元年） - 神奈川県に所属。
1889年（明治22年） - 町村制施行により高座郡有馬村大字今里となる。
1955年（昭和30年） - 有馬村が海老名町と合併し、海老名町の大字となる。
1971年（昭和46年） - 海老名町が市制施行し、海老名市となる。
2010年（平成22年） - 中央部で住居表示実施、今里一丁目〜三丁目が成立。

世帯数と人口

2023年1月1日現在の海老名市の発表によると、今里地区の世帯数と人口は以下の通りです。ただし、大字今里は人口が0人のため省略されています。

一丁目：世帯数（数値）人口（数値）
二丁目：世帯数（数値）人口（数値）
三丁目：世帯数（数値）人口（数値）

学区

今里地区の児童が通う市立小・中学校の学区は以下の通りです（2022年12月時点）。

小学校：海老名市立〇〇小学校
中学校：海老名市立〇〇中学校

事業所

2021年経済センサス調査によると、今里地区の事業所数と従業員数は以下の通りです。

事業所数：（数値）
従業員数：（数値）

交通

今里地区内には鉄道駅はありませんが、最寄りの駅として厚木駅と社家駅が利用可能です。また、バス路線も充実しており、神奈川中央交通と相鉄バスが運行しています。主要なバス路線としては、長後駅西口・海老名駅行きの長16系統や、実証運行路線として海老名駅行き・寒川駅行きがあります。

道路に関しては、東名高速道路が二丁目と三丁目の南端を通過していますが、インターチェンジやサービスエリアは地区内にはありません。また、神奈川県道43号藤沢厚木線が地区内を南北に走り、一丁目と二丁目、三丁目の境界をなしています。

主な施設

今里地区内には、以下の施設があります。

神奈川県立中央農業高等学校（一部は中新田に所在）
八幡宮
海老名市消防本部今里出張所
今里庭球場
東林寺

その他

郵便番号：243-0423（集配局：綾瀬郵便局）

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典14. 神奈川県』角川書店、1984年。ISBN 4040011406。

外部リンク

* 海老名市住居表示新旧対照案内図 今里一丁目-三丁目 (PDF)

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