仙台赤十字病院

仙台赤十字病院

仙台赤十字病院は、日本赤十字社が運営する病院で、宮城県仙台市太白区八木山本町二丁目にあります。この病院は、母体・胎児集中治療室（MFICU）、新生児集中治療室（NICU）、産科病床、強化治療室など、様々な医療サービスを提供する体制を整えています。具体的には、MFICUが6床、産科後方病床が39床、NICUが9床、強化治療室・回復期治療室（GCU）が24床、母児同室病床が2床、院内出生軽度異常新生児病床が5床設けられています。

沿革

仙台赤十字病院の歴史は1924年にさかのぼり、当初は日本赤十字社宮城支部の常設救護所として仙台市北一番町で設立されました。1927年には診療所に改称され、1945年には仙台空襲の影響で病舎が消失しました。その後、愛子に移転し、青根温泉地区の分院も再開しました。1956年には清水小路に移転し、1982年には現在の場所に新築移転しました。その後2020年より，宮城県は他の医療機関との統合に向けた協議を開始し、2023年には基本合意がなされました。

診療科目

仙台赤十字病院では、幅広い科目が診療を行っています。以下は主な診療科の一覧です：

• - 総合内科
• - 腎臓内科
• - 血液内科
• - 呼吸器内科
• - 消化器内科
• - 循環器内科
• - 糖尿病代謝科
• - 禁煙外来
• - 神経内科
• - 外科
• - 整形外科
• - 歯科
• - 口腔外科
• - 産科・婦人科
• - 小児科
• - 小児外科
• - 泌尿器科
• - 皮膚科
• - 耳鼻咽喉科
• - 眼科
• - リハビリテーション科
• - 放射線科
• - 麻酔科
• - 検診センター（人間ドック）

このように多様な科目を備えているため、地域の医療ニーズに応じた包括的な医療サービスが提供されています。

交通アクセス

アクセスも良好で、仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園駅から徒歩約12分の位置にあります。また、仙台市営バスを利用する場合は、長町駅東口から八木山動物公園駅までの路線に乗車し、「日赤病院前」で下車してから徒歩約2分です。

統合に向けた動き

2020年から仙台医療圏での病院再編構想が進行中であり、仙台赤十字病院もその対象となっています。具体的には、宮城県立がんセンターとの統合が計画されており、新病院が名取市に設置される方向で協議が進められています。

関連情報

仙台赤十字病院は、災害拠点病院としても機能しており、地域の医療体制を支えています。また、DMAT（災害医療チーム）に指定された医療機関でもあります。このように、仙台赤十字病院は地域社会において重要な役割を果たしています。

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