代々木造形学校

代々木造形学校は、東京都渋谷区原宿に位置する美術系の専修学校です。学校法人高宮学園が運営しており、正式名称は「専修学校代々木ゼミナール造形学校」といいます。略称は「代々木造形」として知られています。

この学校は、美術大学や芸術大学への進学を目指す受験生のための予備校としての役割も担っており、基礎造形教育に重点を置いています。多くの卒業生が、芸術家、美術家、クリエイティブディレクター、アートディレクター、デザイナーなど、幅広い分野で活躍しています。また、美術館や博物館のキュレーター、美学美術史を専門とする大学教員、評論家や編集者など、美術に関わる多様な職種で才能を発揮しています。

沿革

代々木造形学校の歴史は、1962年に代々木ゼミナール内に「デッサン科」が設置されたことから始まりました。

1965年：「芸大受験科」を新設し、夜間部も開設。
1966年：代々木ゼミナール発祥の地を「美術センター」として改築し、独立した校舎に移転。
1968年：現役高校生向けの土曜・日曜「基礎コース」を開設。
1970年：「デッサン科」を「美術科」に改称。
1972年：美術科分室を開設。
1981年：代々木ゼミナールの美術科が新校舎を建設し独立。東京都認可の専修学校制度に準拠した「代々木ゼミナール造形学校」として開校。5階建て17室のアトリエ、大石膏室、アートギャラリーを併設。当時の校舎はJR新宿駅と代々木駅の中間地点に位置していました。
1987年：専修学校「大阪造形専門学校」を、代々木ゼミナール大阪校内に開校。
1989年：「横浜アトリエ」を開校。昼間部の「デザイン・工芸科」を、東京藝術大学を目指す「デザイン・工芸科芸大コース」と、私立の美術大学を目指す「デザイン・工芸科私大コース」に分割。
1991年：地方在住の受験生向けに「通信教育」を開始。
2004年：「個別指導アトリエ」を設置。
2005年：代々木ゼミナール本部校の建設に伴い、「造形学校」を原宿駅前に移転。
2012年：開校50周年を記念し、付属施設として「代々木アートギャラリー」を開廊。
2014年：「造形ジュニアこども絵画教室」を開講。専修学校代々木ゼミナール大阪校の閉校に伴い、校舎を共有していた「大阪造形専門学校」も閉校。
2015年：大阪造形専門学校の閉校の代替措置として、代々木ゼミナール大阪南校に「芸大美大コース」が開設（後に募集停止）。

学科

代々木造形学校では、様々な分野を学ぶことができます。

新入学部科

造形本科
油絵科
日本画科
彫刻科
デザイン・工芸科
建築科
芸術学科
メディア表現科
基礎科

造形受験生科

油絵科
日本画科
彫刻科
デザイン・工芸科

前年度在籍部科

造形本科・大学受験科
造形受験生・造形生科
通信教育・個別指導アトリエ科
造形講習会生・代ゼミ生科

主な出身者

多くの卒業生が美術・デザイン界で活躍しています。

会田誠
岡田裕子
柿崎順一
佐野研二郎
蜷川実花
森本千絵

学校長

横田充

所在地

〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-62-3

関連施設

代々木アートギャラリー

過去に存在した関連施設

代々木ゼミナール大阪造形専門学校
代々木ゼミナール造形学校横浜アトリエ

外部リンク

代々木ゼミナール造形学校ホームページ

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