伊勢上野駅

伊勢上野駅について

伊勢上野駅（いせうえのえき）は、三重県津市河芸町上野で、伊勢鉄道の伊勢線に位置する駅です。駅番号は9番となっています。この駅は、地元の請願により開業され、その開業資金は河芸町が負担しました。

歴史

伊勢上野駅は1987年3月27日に開業しました。当初から地元の住民の足として重要な役割を果たしてきました。最初は単式ホーム1面1線を有する無人駅として設計され、周辺のアクセスは三重県道651号三行上野線からの坂を利用して行われます。この駅は伊勢鉄道としての開業時に設置され、そのため当初のホームの有効長は21.5メートルと短く、特に中部運輸局管内では最小の長さでした。これは1両編成の車両が停車するのに十分な設計でしたが、時の流れとともに、利用者の増加や新型車両の導入に伴い、ホーム長は48メートルに延長されました。

駅構造

伊勢上野駅は盛土の上に建設されており、坂道を登ることでホームにアクセスする形になります。無人ということで、利用者は基本的に自ら切符を購入し、乗降を行います。駅の構造は、シンプルでありながら、地域の利用者にとって利便性が高いものとなっています。

利用状況

伊勢上野駅の利用状況は、年度ごとに変遷があります。乗車人数の調査結果は、1日あたりの値を基にしており、年度間での比較には気をつける必要があります。特に行事や天候によって乗降人員が変動することがあります。利用者の多い年は赤色で、最低値を記録した年は青色や緑色で表記されるなど、視覚的に分かりやすい形で整理されています。

駅周辺

駅周辺は主に田園地帯であり、穏やかな自然に囲まれています。ただし、駅の西寄りには「杜の街」という住宅地が存在しているものの、駅からは少し距離があります。このようなロケーションは、駅の利用者が自然と都市の生活を身近に感じられる一因となっています。

その他

伊勢上野駅は、現在の近鉄名古屋線の前身であった伊勢電気鉄道にも存在していました。かつての伊勢上野駅は隣接する駅と統合されて、現在の豊津上野駅となっています。歴史的に見ても、この駅は地域の重要な交通拠点としての役割を持つ一方で、周囲の生活環境にも大きな影響を与えています。

隣の駅

伊勢上野駅の隣には、伊勢鉄道の中瀬古駅と河芸駅があります。具体的な運行情報は以下の通りです。

• - 快速「みえ」：通過
• - 普通：中瀬古駅 (8) - 伊勢上野駅 (9) - 河芸駅 (10)

このように、伊勢上野駅は三重県津市で重要な交通手段を提供し、地域の人々にとって欠かせない存在となっています。

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