伊達宗職

伊達宗職（だて むねもと）は、江戸時代前期に活躍した伊予国宇和島藩主一門の人物です。宇和島藩初代藩主である伊達秀宗の七男として生まれました。彼の生涯は、宇和島藩の歴史と深く関わっています。

略歴

伊達宗職は、初代藩主・伊達秀宗の七男として生まれました。母は朝井氏であり、幼名は万吉と名付けられました。その後、宗清、刑部と称しました。

万治3年（1660年）には、兄である宗利から知行500石を賜りました。さらに延宝3年（1675年）には、500石が加増され、合計1000石を知行することとなりました。

宝永元年（1704年）、宇和島にて63歳で亡くなりました。法名は呈真殿秋山一黄大居士。墓所は金剛山正眼院にあります。

系譜

父：伊達秀宗（1591年 - 1658年）
母：朝井氏
妻：里見氏
次男：伊達村豊（1682年 - 1737年6月30日） - 伊達宗保の養子となり、伊予吉田藩の3代藩主となりました。
女子：伊達宗純養女 - 京極高金（京極高広の三男で旗本5千石の京極高勝の養孫。）室。藩主伊達宗純の養女として婚姻しました。

養子

男子：富之助 - 伊達宗利の五男。15歳で亡くなりました。
女子：賢（乾） - 伊達宗利の六女。夭折しました。

伊達宗職は、宇和島藩の初代藩主の息子として、藩の発展に貢献しました。彼の家系は、伊予吉田藩にも繋がっており、その影響力は大きかったと言えるでしょう。

参考文献

近代史文庫宇和島研究会 『家中由緒書 上』（近代史文庫宇和島研究会、1976年）

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