伊集院町土橋

鹿児島県日置市伊集院町土橋について

伊集院町土橋（いじゅういんちょうつちばし）は、鹿児島県日置市に位置する大字です。旧薩摩国日置郡伊集院郷土橋村を起源とし、町村制施行を経て現在に至ります。郵便番号は899-2516で、2020年10月1日現在の人口は317人、世帯数は143世帯です。

地理

伊集院町土橋は、日置市の東部、長松川の上流域に位置しています。北から西にかけて伊集院町麦生田、北から東にかけて伊集院町中川、南には鹿児島市石谷町、南から西には伊集院町清藤、東には伊集院町竹之山と隣接しています。

地形は、中部から北部にかけて海抜160mから170m程の台地が広がり、南部には長松川に沿って谷が形成されています。集落は東部の上土橋と西部の下土橋に分かれています。また、南部には鹿児島県道206号徳重横井鹿児島線が通り、東部では県道上に鹿児島市との境界線があります。

教育施設としては、中央部に日置市立土橋中学校、日置市立土橋小学校、そして土橋小学校に併設された日置市立土橋幼稚園があります。

河川

長松川

歴史

成立から町村制施行まで

「土橋」という地名は鎌倉時代から見られ、薩摩国伊集院の一部でした。建久8年の薩摩国図田帳に初めてその記述が見られます。ただし、中世の土橋は現在の伊集院町竹之山、伊集院町中川、鹿児島市石谷町などを含む広範囲な地域を指していたと考えられています。

建長5年には土橋村から中川村が分離し、弘長元年には現在の石谷の区域が石谷氏に売却されました。室町時代には一部が土橋村から分離して竹之山村となり、残りが現在の土橋の区域となりました。

江戸時代には、薩摩国日置郡伊集院郷に属し、村高は時代によって変動しましたが、およそ450石から500石程度でした。村の南部には薩摩街道（現在の鹿児島県道206号徳重横井鹿児島線の一部）が東西に通っていました。

町村制施行以降

1889年（明治22年）の町村制施行により、土橋村は周辺の村々と合併して中伊集院村となり、その大字「土橋」となりました。1922年の町制施行及び即時改称により伊集院町となり、土橋は伊集院町の大字となりました。1998年には竹之山の一部を編入し、土橋の一部が竹之山に編入されるなど、境界の変更がありました。

2005年（平成17年）には、伊集院町が東市来町、吹上町、日吉町と合併し、日置市が成立しました。合併に伴い、大字の名称は「伊集院町土橋」に変更されました。これは、合併前の町の名称を大字名に冠する協定に基づくものです。

字域の変遷

人口

1995年以降の人口推移は国勢調査によって記録されています。

施設

教育

日置市立土橋中学校
日置市立土橋小学校
日置市立土橋幼稚園

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区は定められています。

交通

道路

鹿児島県道206号徳重横井鹿児島線（旧薩摩街道）

脚注

関連項目

土橋 (曖昧さ回避ページ)

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