会津塩沢駅

会津塩沢駅

会津塩沢駅は、福島県南会津郡只見町大字塩沢字上田にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）只見線の駅です。

歴史

只見線の会津川口駅から只見駅間は、電源開発の専用線を利用して1963年（昭和38年）に開通しましたが、当初、会津塩沢駅は存在しませんでした。2年後の1965年（昭和40年）2月1日に、本名駅、会津越川駅、会津大塩駅とともに開業しました。

年表

1965年（昭和40年）2月1日：開業。旅客のみを取り扱う無人駅としてスタート。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
2011年（平成23年）7月30日：新潟福島豪雨の影響で営業を休止。
2011年（平成23年）11月1日：会津川口 - 当駅 - 只見間でバスによる代替輸送を開始。
2022年（令和4年）10月1日：只見線の全線運転再開に伴い、営業を再開。バス代行は終了。
2024年（令和6年）9月：駅舎の壁画が、映画『青春18×2 君へと続く道』のエピソードにちなんだデザインに変更。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅です。線路の北西側に短いホームが設置されたシンプルな構造となっています。ホームの長さは1両分しかないため、2両以上の編成の列車では、先頭車両のドアのみを開閉するドアカット方式で乗降を行います。

会津若松駅が管理する無人駅で、ホームには小さな待合所が設置されています。その後、保線用の倉庫が増築されました。2024年9月には、駅舎の塗装が映画『青春18×2 君へと続く道』をモチーフにしたデザインに変更されました。これは、只見線の利用促進を目的として、只見町が映画の絵本作家に依頼したものです。

利用状況

福島県統計年鑑によると、2000年度から2004年度の1日平均乗車人員は以下の通りです。

2000年度（平成12年度）: データなし
2001年度（平成13年度）: データなし
2002年度（平成14年度）: データなし
2003年度（平成15年度）: データなし
2004年度（平成16年度）: データなし

駅周辺

駅の南側には国道252号が走り、そのさらに南には只見川が流れています。駅の東側には上田集落があり、国道は駅の西側にある寄岩橋で只見川を渡ります。駅の北東には、小塩沢と塩沢川が只見川に合流しており、只見線と国道はこれらの川を橋で渡っています。駅周辺の集落としては、上田のほか、小塩沢と塩沢川に挟まれた林崎、塩沢川の左岸にある高塩などがあります。上田集落の東端からは、只見川の対岸にある十島集落へと十島橋が伸びています。駅の南には、標高約900メートルの鷲が倉山がそびえ立っています。

主な周辺施設

河井継之助記念館: 林崎地区に位置。戊辰戦争で長岡藩を率いた河井継之助が、戦の最中に当地で没したことにちなんだ記念館。山塩資料館も併設。
塩沢簡易郵便局
民宿いわぶち: 江戸時代の名主屋敷を利用した宿泊施設。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■只見線

会津大塩駅 - 会津塩沢駅 - 会津蒲生駅

脚注

駅の情報（会津塩沢駅）：JR東日本
国土地理院地図閲覧サービス - 会津塩沢駅周辺の1/25000地形図

関連項目

* 日本の鉄道駅一覧

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