佐々木嘉太郎 (2代)

佐々木 嘉太郎（ささき かたろう）

佐々木嘉太郎は、1879年5月27日に青森県北津軽郡五所川原村（現在の五所川原市）で生まれました。彼は前名を嘉造とし、実業家、商人そして政治家として知られています。家族においては、佐々木眞平の長男であり、初代佐々木嘉太郎の孫でもあります。嘉太郎は商業活動を通じて成功を収め、青森県の多額納税者でもありました。

経歴

彼は早くに父を失い、1914年に家督を相続しました。呉服商としての活動を続ける一方、1915年には五所川原町会議員に選出され、地域の発展に寄与しました。1918年には青森銀行の頭取となり、同年に佐々木銀行を設立。これを機に、彼は呉服商から金融業へと事業の展開を図りました。さらに、陸奥鉄道の社長や津軽鉄道の取締役など、様々な企業で指導的な役割を果たしました。

1939年には青森県の多額納税者として貴族院議員に選ばれ、その後1947年までこの地位を務めました。また、日本赤十字社では評議員および青森支部商議員としても活動し、地域社会に貢献しました。

プライベート

嘉太郎の趣味には骨董収集、書画の鑑賞、読書があり、宗教は曹洞宗を信仰していました。各種の資産を持ち、資産状況は土地や株券を中心に、その他は貸金や家屋なども含め、納税額も著しいものでした。生活拠点は青森県五所川原市にありました。

家族

佐々木家の家族構成は多様で、彼の妻は静岡出身のさかへであり、兄には参議院議長を務めた佐藤尚武がいます。子供たちも多く、長男の彰造は地主として活動し、佐々木銀行の頭取も務めました。

次男や三男、妹、そして長女や二女、四女もおり、家族は様々な分野で活躍しました。四女は東京で日本銀行総裁前川春雄の妻となり、血筋の広がりを感じさせます。

まとめ

佐々木嘉太郎は、日本の近代社会において重要な役割を果たした商人であり、政治活動や金融業界においても卓越した功績を残しました。彼の時代背景や家庭環境が、彼の多才なキャリアに影響を与えたことは間違いありません。家族とのつながりや地域貢献の姿勢は、今もなおその名を知らしめ続けています。

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