佐久スキーガーデンパラダ

佐久スキーガーデンパラダ

佐久スキーガーデンパラダは、長野県佐久市に位置するスキー場で、上信越自動車道の佐久平PAに直結しているという、他に類を見ないユニークなアクセス方法が特徴です。1994年にオープンし、ハイウェイゲレンデとして多くのスキーヤーやスノーボーダーに親しまれてきました。

概要

佐久スキーガーデンパラダは、佐久平PAの上り線側に位置し、PAからジャンボエスカレーターを利用してゲレンデへ直接アクセスできます。ゲレンデは大きく分けて南パラダと北パラダの2つのエリアに分かれており、それぞれ異なる魅力を持っています。

• - 南パラダ: PAに隣接しており、初心者やファミリー向けの緩やかな斜面が中心です。
• - 北パラダ: バラエティ豊かなコースが揃っており、中級者から上級者まで楽しめます。正面には雄大な浅間山の景色が広がります。

両ゲレンデは山頂で連絡しているため、行き来が可能です。また、南北間には無料のシャトルバスも運行しており、移動も便利です。

ゲレンデには合計7基のリフトが設置され、7本のコースが設定されています。特に北パラダ側には5本のコースがあり、メインゲレンデとして多くのスキーヤーやスノーボーダーに利用されています。コース名は音楽にちなんだ名前が付けられているのも特徴的です。

佐久地域は降雪量が少ないものの、低温を生かした人工降雪機により、安定したゲレンデコンディションが保たれています。晴天率が90%と非常に高いのも魅力の一つです。ただし、南斜面の南パラダは、トップシーズンでも積雪量が少ない場合があります。

北パラダからは浅間山の雄大な姿を、南パラダからは八ヶ岳、茂来山、北アルプスなどの山々を望むことができます。

コース

北パラダ

• - ラルゴ
• - レガート
• - アレグロ
• - デュエット
• - カンタンテ
• - 上部
• - 下部

南パラダ

• - ビバーチェ
• - 雪の広場

コース概要

• - 標高: 780m - 1,050m
• - 標高差: 270m
• - 最大滑走距離: 約1km
• - 最大斜度: 28°

リフト

北パラダ

• - 浅間第1ペア(454m)
• - 浅間第2ペア(685m)
• - 浅間第3ペア(685m)
• - 浅間第4ペア(601m)
• - 浅間第5ペア(646m)

南パラダ

• - 八ヶ岳第6ペア(575m)
• - 八ヶ岳第8ペア(447m)

グリーンシーズン

グリーンシーズンには、スキー場は「自然体験フィールド」として姿を変えます。サマーリフト、スーパースライダー、バンジートランポリンなどのアトラクションが楽しめる他、昆虫をテーマとした施設が充実しています。

特に人気なのは、高さ14mの巨大なカブトムシドームです。7月中旬から8月末にかけては、約1000匹のカブトムシがドーム内を飛び交う様子を観察できます。また、2006年6月には昆虫体験学習館がオープンし、年間を通して昆虫について学ぶことができます。特別展では、昆虫の様々な側面を深く掘り下げ、新たな発見を提供しています。生きたヘラクレスオオカブトやニジイロクワガタに触れ合えるコーナーも人気です。

運営

佐久スキーガーデンパラダは、当初、佐久市や樫山工業などが出資する第三セクターによって運営されていましたが、2005年に経営改善計画が策定され、メインの北パラダは樫山工業の運営となりました。2008年からは指定管理者制度が適用され、佐久平尾山開発株式会社が指定管理者となっています。2018年からは、株式会社平尾山観光がスキー場営業を行っています。

アクセス

• - 自動車: 上信越自動車道 佐久平PA、佐久平スマートICに直結
• - 鉄道: 北陸新幹線、小海線 佐久平駅より無料シャトルバス、しなの鉄道線 御代田駅

佐久スキーガーデンパラダは、冬はスキーやスノーボード、夏は昆虫観察や自然体験など、一年を通して楽しめるスポットです。

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