佐久医療センター

佐久医療センターについて

佐久医療センターは、長野県佐久市に位置し、長野県厚生農業協同組合連合会（JA長野厚生連）が運営する病院です。2014年3月1日に開業し、佐久総合病院の再構築計画の一環として設立されました。このセンターは、急性期医療や専門的医療サービスを提供することに特化しており、特に三次救急医療の役割を担っています。

概要

佐久医療センターは、老朽化した佐久総合病院を再構築する過程で設立されました。新しい基幹高度医療センターとして、高度医療や先端医療を提供し、従来の本院は地域医療センターとして健康管理、リハビリ、精神医療、福祉に特化した役割を果たすこととなりました。これによって、医療サービスの質と効率が向上することが目的です。

センターは、救命救急センターをはじめとして、集中治療室（GICU）や高度治療室（HCU）などの施設を備えています。具体的には、救命救急センターは20床、GICUは16床、HCUは20床、新生児集中治療室（NICU）は6床、新生児治療回復室（GCU）は12床が設置されており、高リスクや急性期患者に対する質の高い医療が提供されています。また、長野県で運用されるドクターヘリの基地病院としても役割を果たしています。

診療科とセンター

この医療センターでは、さまざまな専門診療科が設けられ、高度で先端的な医療を提供しています。外来診療を受けるには、かかりつけ医からの紹介状と診療予約が必要です。
以下は主な診療科の一覧です：

• - 呼吸器内科
• - 循環器内科
• - 腎臓内科
• - 血液内科
• - 糖尿病・内分泌内科
• - 緩和ケア内科
• - 内視鏡内科
• - 腫瘍内科
• - 消化器内科
• - リウマチ・膠原病内科
• - 神経内科
• - 小児科

外科関連の専門分野や、麻酔科、放射線診断科、リハビリテーション科など、多岐にわたる科が整備されています。また、救命救急センターやがん診療センター、周産期母子医療センターなど地域に特化した医療センターも併設されています。

指定と役割

佐久医療センターは、地域災害医療センターや地域がん診療連携拠点病院、臨床研修指定病院としての役割も持っています。さらに、信州ドクターヘリの運航病院として、救急医療体制の強化にも寄与しています。

アクセス

佐久医療センターへのアクセスは、複数の交通手段が利用可能です。JR東日本の北陸新幹線「佐久平駅」からは車で約5分、また小海線の「北中込駅」からは徒歩で約5分の距離です。中部横断自動車道の「佐久中佐都IC」からも車で約5分という好立地です。さらに、佐久医療センター停留所が設けられており、千曲バスの中仙道線バスも利用でき、立科町役場行きや中込駅行きのバスが発着します。

このように、佐久医療センターは地域医療の中心としての機能を果たし、質の高い医療を提供するための体制を整えています。

もう一度検索