佐伯建設

株式会社佐伯建設：歴史と革新が織りなす九州のゼネコン

1959年、全国規模の建設会社である佐伯建設工業株式会社の九州支店が独立して設立されたのが、株式会社佐伯建設の始まりです。大分市に本社を置き、九州地方で確固たる地位を築き、売上高では九州第7位、大分県内では第2位の実績を誇る総合建設会社（ゼネコン）として知られています。（2008年9月現在）

地域に根ざした事業展開

大分市中心部にある本社に加え、東京、北九州、福岡、熊本、宮崎、鹿児島と主要都市に支店を展開。大分県内には別府、鶴崎、佐賀関に出張所を構え、県内各地の建設プロジェクトに幅広く対応しています。

独自の技術力と社会貢献

佐伯建設は、長年にわたる経験と実績から培われた高い技術力を持ち、独自の工法開発にも取り組んでいます。「SSアラミド工法」と呼ばれるコンクリート構造物の補強方法など、数々の特許を取得し、安全性と信頼性の高い建設事業を展開しています。

地域社会への貢献にも積極的に取り組んでおり、毎年大分七夕まつり府内戦紙に参加。さらに、地元プロサッカーチームである大分トリニータの運営法人である株式会社大分フットボールクラブに出資し、アドボード・スポンサーとしても支援を続けています。

創業から現在までの歩み

佐伯建設の歴史は、創業者の佐伯與之吉氏まで遡ります。氏は辰野金吾氏の事務所に勤務し、大分市を代表する建築物である旧二十三銀行本店（現赤レンガ館）の現場主任を務めました。1917年、大阪市で佐伯建築事務所を創業し、後に大分に出張所を設立。これが、現在の佐伯建設へとつながる重要な一歩となりました。

その後、幾度かの改組を経て、1959年に株式会社佐伯建設工業九州支店が独立し、現在の株式会社佐伯建設が誕生。以来、数々の公共事業や民間事業を手掛け、着実に成長を続けてきました。

主な出来事

1917年（大正6年）4月：佐伯建築事務所創業、大分出張所開設
1925年（大正14年）：株式会社佐伯組に改称
1941年（昭和16年）：小倉出張所（現北九州支店）新設
1947年（昭和22年）：大分出張所が大分支店に昇格
1948年（昭和23年）：株式会社佐伯建設工業に改称、熊本出張所新設
1953年（昭和28年）：大分支店が九州支店に昇格
1959年（昭和34年）：株式会社佐伯建設として独立、東京事務所（現東京支社）新設
1961年（昭和36年）：福岡出張所（現福岡支社）新設
1984年（昭和59年）：鹿児島営業所（現鹿児島支店）新設
1994年（平成6年）：大分銀行赤レンガ館改修工事でBELCA賞受賞
1997年（平成9年）：創業80周年記念式典、社寺部、商品技術開発室発足
1999年（平成11年）：ISO 9000認証取得
2001年（平成13年）：新社章制定、「裏波溶接用バッキング材を用いた接合部改良工法」特許取得
2006年（平成18年）：「コンクリート構造物の補強方法（SSアラミド工法）」特許取得
* 2007年（平成19年）：創業90周年記念式典開催

主要な施工実績

佐伯建設は、数多くの公共施設や民間建築物の建設に携わってきました。代表的なものとして、宇佐神宮宝物館・参集殿、大分マリーンパレス水族館うみたまご、大分中央警察署、大分市美術館、トキハ、トキハわさだタウン、トキハあけのアクロスタウン、コンパルホール、大分市能楽堂、日田市庁舎、大分放送（OBS）本社、亀の井別荘湯の岳庵などが挙げられます。

未来への展望

長年にわたる歴史と豊富な実績、そして独自の技術力を武器に、株式会社佐伯建設はこれからも地域社会の発展に貢献し、更なる成長を遂げていくことでしょう。

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