大分マリーンパレス水族館

大分マリーンパレス水族館（うみたまご）

大分県大分市に位置する大分マリーンパレス水族館、通称「うみたまご」は、1964年に開館し、2004年に大規模なリニューアルを経て新たにスタートを切った水族館です。この施設は、別府湾に面した国道10号線沿いにあり、近隣の高崎山自然動物園と隣接しています。

概要

「うみたまご」は、およそ3倍の規模に拡張されたアミューズメント施設であり、約500種、15,000点の海の生物を展示しています。特に、多様な生態系を持つ大分の海域の生物に焦点を当てており、訪れる人々にとって教育的かつエンターテインメント性の高い体験が提供されています。

また、館内は子供から大人まで楽しめる工夫がされており、タッチプールなど実際に生物に触れたり、体験できるコーナーも充実しています。そのため、家族連れや観光客に非常に人気のあるスポットとなっています。横断歩道橋を利用すれば、高崎山自然動物園との行き来も可能です。

評価

大分マリーンパレス水族館は、その質の高い展示内容と施設の運営が評価され, 2013年にはトリップアドバイザーの「行ってよかった 動物園・水族館ランキング」で水族館部門の6位に選ばれました。また、2005年には「日経トレンディ」での動物テーマパークランキングで全国第2位に選定され、県内の観光施設入場者数で2015年に第1位を達成しました。

そのほかにも、セイウチが腹筋をするCMが話題となり、2005年には福岡広告協会賞金賞を受賞するなど、多くの人々に愛される存在となっています。

歴史

この水族館の前身である「大分生態水族館マリーンパレス」は、高崎山自然動物園を手がけた上田保元大分市長の提案により設立されました。1964年10月に開館し、日本国内の水族館の中で入場者数が長い間1位を記録しました。潮流式回遊水槽を世界で初めて実現するなど、革新性に富んだ取り組みが随所に見られました。

その後、1995年には世界初となるジンベエザメの稚魚を飼育し、話題を呼びましたが、国道の拡幅工事に伴い旧水族館は取り壊されることとなります。2004年には新たな水族館としてリニューアル開業し、「うみたまご」という新しいブランドとして再スタートを切りました。

今後も大分マリーンパレス水族館は、海洋生物学の普及や保護活動を通じて、地域の環境保護にも貢献すべく様々な取り組みを続けていくことでしょう。これからもたくさんの訪問者を迎え入れるこの魅力的な施設は、みんなの心に残る素晴らしい体験を提供し続けます。

アクセス

交通アクセスは、大分市や別府市からのバスが便利です。「高崎山自然動物園前」停留所で下車後、徒歩でのアクセスが可能です。日豊本線の東別府駅からも歩いて15分ほどで到着します。周辺には観光施設も多く、旅行時の立ち寄りにも最適なスポットです。

このように、大分マリーンパレス水族館は、楽しみながら海洋について学ぶことができる魅力的な場所です。

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