佐倉市コミュニティバス

佐倉市 コミュニティバス

佐倉市コミュニティバスは、千葉県佐倉市が運営する地域住民向けのバスです。以前は「佐倉市循環バス」という名称で親しまれていました。運行は、ちばグリーンバスとなの花交通バスに委託されています。

概要

2022年現在、佐倉市コミュニティバスは、以下の5つのルートで運行されています。

内郷ルート
志津北側ルート
畔田・下志津ルート
南部地域ルート
飯重・寺崎ルート

これらのルートのうち、南部地域ルートと飯重・寺崎ルートでは、より小型のワンボックスカーが使用され、それ以外のルートでは小型バスが利用されています。

運行受託事業者

各ルートの運行は、以下の事業者に委託されています。

ちばグリーンバス：内郷ルート、畔田・下志津ルート、南部地域ルート、飯重・寺崎ルート
なの花交通バス：志津北側ルート

佐倉市循環バス

以前の「佐倉市循環バス」は、佐倉市北部の交通不便地域をカバーするコミュニティバスとして運行されていました。このバスには、佐倉市の花である花菖蒲が描かれた専用の小型バスが使用されていました。また、ハローチェリー車両が代走することもありました。

路線は2つあり、どちらも1990年代まで阪東自動車印西出張所が運行していた路線の廃止代替バスとして機能していました。飯野町停留所は、当時の湖畔荘終点と同じ場所に設けられていました。

2013年11月30日をもって、ちばグリーンバスは運行受託を解除し、三陽自動車へと移管されました。しかし、2018年 12月1日にはルートが変更され、「佐倉市コミュニティバス内郷ルート」として、再びちばグリーンバスが運行を担うことになりました。

沿革

2003年12月：廃止代替バスとして運行を開始。
2008年12月：「佐倉市循環バス」として運行開始。ちばグリーンバスへ運行委託。バスのデザインは佐倉市の花「花菖蒲」をモチーフとしていました。
2013年12月：「佐倉市循環バス」の運行委託事業者を、ちばグリーンバスから三陽自動車株式会社へ変更。バスのデザインは、佐倉・城下町400年記念事業のイメージキャラクター「カムロちゃん」と佐倉市の風景をラッピングしたものにリニューアル。
2018年1月：「佐倉市コミュニティバス」各路線の試験運行を開始。
2018年 12月1日：「佐倉市循環バス」を「佐倉市コミュニティバス・内郷ルート」へ改称。運行委託事業者を三陽自動車からちばグリーンバスへ再度変更。バスのデザインは、「佐倉親善大使」に就任した画家・高橋真琴氏のイラストを全面にラッピング。
2019年1月16日：「佐倉市コミュニティバス」各路線を試験運行から本格運行へ移行。
2021年7月1日：「佐倉市コミュニティバス」飯重・寺崎ルートの試験運行を開始。

運賃・乗車券類

運賃は均一制で、以下の通りです。

大人：200円
小学生：100円
未就学児：無料

ちばグリーンバスが運行するルートでは、PASMOやSuicaなどの交通系ICカードが利用可能です。ただし、なの花交通が運行する志津北側ルートでは利用できません。

2021年1月1日から、運賃割引制度が変更され、以下のようになりました。

障害者手帳の提示で、本人と介助者1名まで運賃が半額。
後期高齢者医療被保険者証、運転経歴証明書、千葉県が発行する子育て支援パス「チーパス」の提示で運賃が100円。
佐倉市が発行する「運転免許自主返納割引パス」の提示で運賃が無料（1年間有効）。

現行路線

各路線の詳細については、佐倉市公式サイト「コミュニティバス時刻表・ルート図等」を参照してください。

内郷ルート

（佐倉市役所） - 京成佐倉駅北口 - 岩名・飯田入口 - 内郷小学校 - 草ぶえの丘 - サンセットヒルズ - 土浮 - 萩山 - 岩名・飯田入口 - 京成佐倉駅北口 - （佐倉市役所）
右回りと左回りの双方向で運行。
（佐倉市役所） → 京成佐倉駅北口 → 下根 → 飯野観音 → ふるさと広場 → 飯野駐車場 → 飯野観音 → 下根 → 京成佐倉駅北口 → （佐倉市役所）

南部地域ルート

和田ふるさと館 - 上勝田 - 南酒々井駅 - 米戸 - 神門 - 大篠塚南 - 物井駅
和田ふるさと館 - 上勝田 - 南酒々井駅 - 米戸 - 神門
神門 - 小篠塚 - 大篠塚南 - 物井駅
神門 - 天辺 - 和田ふるさと館 - 南酒々井駅 - 米戸 - 神門
物井駅 - 神門 - 宮本 - 和田ふるさと館 - 米戸 - 神門
西御門 - 弥富公民館 - 神門 - 大篠塚南 - 物井駅
西御門 - 弥富公民館 - 坂戸 - 内田 - 千城台駅

畔田・下志津ルート

京成臼井駅 - 王子台六丁目 - 東邦大学佐倉病院 - ユーカリが丘駅南口

志津北側ルート

ユーカリが丘駅北口 → 青菅分校前 → 志津駅北口 → ユーカリが丘駅北口
左回りと右回りの双方向で運行。

飯重・寺崎ルート

京成臼井駅南口 - 住吉神社 - 地区センター - ＪＲ佐倉駅北口

過去の路線

南部地域ルート（2019年1月15日まで）

以前の南部地域ルートは、市外の各鉄道駅（千城台駅、榎戸駅、物井駅）と佐倉市南部の第三工業団地を結んでいました。2019年1月16日から経路が変更されました。

千城台駅 - 弥富公民館 - 岩富町坂下 - 第三工業団地
榎戸駅 - 下勝田 - 和田 - 第三工業団地
物井駅 - 山王二丁目 - 第三工業団地

車両

佐倉市循環バスの運行開始当初は、白地に佐倉市の花「花菖蒲」を描いた、ちばグリーンバスのいすゞ・ジャーニーJが使用されていました。三陽自動車への移管時には、同社の日野・ポンチョ（2代目HX系）に変更されました。

ポンチョは、志津北側ルートではショートボディ、その他のルートでは基本的に2ドアロングボディが使用されています。南部地域ルート、寺崎・飯重ルートでは、ワンボックスカーの日産・NV350キャラバン（ワゴン標準ルーフ）が使われています。

脚注

外部リンク

公共交通関係 - 佐倉市
 佐倉市コミュニティバス - 佐倉市
 佐倉市循環バス - 佐倉市（2012年時点のアーカイブ）
三陽自動車株式会社 - 過去の受託事業者

もう一度検索

佐倉市コミュニティバス