佐藤仁 (競輪選手)

佐藤仁：オリンピック選手から競輪界のレジェンドへ

佐藤仁（さとう ひとし）は、1962年10月3日生まれ。元競輪選手であり、日本競輪学校58期生としてその名を刻みました。現役時代は日本競輪選手会青森支部（登録地は秋田県）に所属し、青森競輪場をホームバンクとして活躍。師匠は福地清（競輪学校29期生）でした。

オリンピックへの挑戦

中央大学在学中の1984年、佐藤はロサンゼルスオリンピックに日本代表として出場。自転車競技の新種目として採用されたポイントレースに挑みましたが、惜しくも予選敗退という結果に終わりました。しかし、この経験が彼の人生を大きく変えることになります。

競輪選手としての輝かしいキャリア

1985年、佐藤は競輪学校58期生として新たなスタートを切ります。在校競走成績は80勝で第2位という優秀な成績を収めました。1986年9月5日、川崎競輪場でデビューを果たし、そのデビュー戦で見事初勝利を飾りました。

1988年には、全日本新人王戦で決勝2着（優勝は長谷部純也）という成績を残し、その才能を開花させます。1989年には、日本選手権競輪（花月園競輪場）で決勝戦に進出し9着、同年のオールスター競輪（静岡競輪場）でも決勝4着と、トップ選手としての地位を確立しました。特に、1989年6月25日に静岡競輪場で記録した上がりタイム10.8秒は、30年以上経った2023年時点でもバンクレコードとして燦然と輝いています。

引退、そしてレガシー

2021年1月19日、佐藤仁は選手登録を消除し、長年の競輪選手としてのキャリアに幕を下ろしました。通算成績は2789戦298勝（優勝30回）という素晴らしいものでした。

主な記録

* バンクレコード - 静岡競輪場（10.8秒、1989年6月25日）

佐藤仁は、オリンピック選手としての経験を活かし、競輪選手として数々の記録と記憶を打ち立てました。彼の残した功績は、今後も長く語り継がれることでしょう。

選手プロフィール - KEIRIN.JP

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