佐藤大朗

佐藤 大朗

概要

佐藤 大朗（さとう たろう）氏は、1990年4月3日に東京都で生を受けた日本のプロラグビー選手です。主にフランカー（FL）としてプレーしており、現在はジャパンラグビーリーグワンのNTTドコモレッドハリケーンズ大阪に所属しています。身長181センチメートル、体重97キログラムという、フランカーとしてバランスの取れた体格を有し、グラウンド上での高い運動量と献身的なプレーで知られています。チーム内外では「タロウ」、「S.T」、「Young taro」といったニックネームで親しまれています。特筆すべきは、弟である大樹氏もラグビー選手であり、NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安に所属している点です。兄弟揃ってトップレベルで活躍するラグビー一家出身でもあります。

アマチュア時代

佐藤氏がラグビーという競技に出会ったのは、高校に進学してからです。それまでラグビー経験はなかったものの、東京都立国立高等学校に入学後、ラグビー部の活動に打ち込むようになりました。ここでラグビーの基礎を学び、ポジションであるフランカーとしての素質を開花させていきます。

高校卒業後の2009年には、慶應義塾大学へと進学しました。慶應義塾體育會蹴球部の一員として、関東大学対抗戦や全国大学ラグビーフットボール選手権大会といった高レベルな舞台で経験を積み、技術とフィジカル、そして戦術理解度を高めていきました。大学での4年間は、プロのラグビー選手を目指す上で非常に重要な期間となりました。

プロキャリア

大学での学びとラグビーでの研鑽を終えた佐藤氏は、2013年に慶應義塾大学を卒業し、当時のジャパンラグビートップリーグに所属していたNTTドコモレッドハリケーンズ（現在のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪）への加入を決めました。プロとしての第一歩を踏み出した佐藤氏は、チーム合流後まもなくその実力を示します。

加入初年度の2013年9月1日、ジャパンラグビートップリーグ2013-2014シーズンの開幕戦となる九州電力キューデンヴォルテクス戦において、記念すべき公式戦初出場を果たしました。この試合に先発メンバーとして出場したことは、ルーキーながらチームの重要な戦力として期待されていた証と言えるでしょう。

その後も、フランカーとしてタックル、ブレイクダウンへの献身的な働き、そしてフィールドを広くカバーする運動量でチームに貢献し続けました。攻守にわたる貢献が認められ、加入から2年後の2015年には、NTTドコモレッドハリケーンズのキャプテンという大役を任されました。キャプテンとしてチームを精神的に支え、リーダーシップを発揮することで、選手としてだけでなく人間としても大きく成長を遂げました。チームの顔として、ピッチ内外で責任を果たしました。

日本のラグビーリーグがトップリーグからジャパンラグビーリーグワンへと移行した後も、佐藤氏は変わらずNTTドコモレッドハリケーンズ大阪の中心選手としてプレーを続けています。長年にわたる経験を生かし、ベテラン選手としてチームを牽引。若手の手本となりながら、培ってきた豊富な経験と高いプレー精度で、チームの勝利に貢献し続けています。フランカーとして、局面での激しいプレーや巧みなボール捌きで存在感を示しています。

人物

佐藤大朗氏は、ラグビーに対する真摯な姿勢と、明るく親しみやすい人柄で、チームメイトやファンから厚い信頼と支持を得ています。弟の大樹氏もプロラグビー選手であることは、兄弟間での刺激や支えがあることを想像させます。また、自身のソーシャルメディアを通じて、ファンへ情報発信を行い、ラグビーの普及活動にも貢献しています。

所属チーム

NTTドコモレッドハリケーンズ（2013年 - ）
現 NTTドコモレッドハリケーンズ大阪

ポジション

フランカー（FL）

外部リンク

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 選手紹介ページ
X（旧Twitter）アカウント (https://twitter.com/TaroSa8684)
[Instagram]]アカウント ([https://www.instagram.com/tarosa8684/)

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