佐藤峻一

佐藤峻一について

佐藤峻一（さとう しゅんいち、1991年1月8日生まれ）は、北海道常呂郡置戸町出身の元プロ野球選手で、投手として活躍しました。彼は右投げ、右打ちのスタイルを持ち、2017年からは社会人野球の日本製鉄室蘭シャークスに所属していました。

経歴

プロ入り前

佐藤は小学3年生の際、地元の置戸ジャガーズで野球を始めました。中学校では外野手を経て2年生から投手に転向し、3年生で北見市の大会に優勝する経験を積みました。その後、北見柏陽高校に進学。高校1年の夏からベンチ入りし、140km/hを超えるストレートを投げる才能を開花させました。

高校3年の夏、全国高等学校野球選手権北北海道大会で活躍し、大会準々決勝まで無失点を続けました。また、高校時代の同級生にはタレントの菊地亜美がいます。菊地は2年生から東京に転校し、芸能活動を始めました。

高校卒業後は道都大学に進学、硬式野球部に所属しました。札幌学生野球リーグでは1年生から主戦投手として活躍し、4年間で通算26勝4敗、防御率は1.27を記録。特に4年秋には、チームの明治神宮野球大会出場に貢献し、MVPや最優秀投手賞も受賞しました。

オリックス時代

2012年のNPBドラフトでオリックス・バファローズから2巡目で指名され、契約金は7000万円、年俸1200万円（推定）で入団しました。背番号は31番でしたが、プロ入り後の2013年にはウエスタン・リーグを中心に活動し、11試合に登板して1勝1敗、防御率3.00を記録しました。

2014年には4試合に登板したものの一軍に上がる機会はなく、シーズン終了後に支配下選手契約を解除されました。しかし、11月26日に育成選手として再契約され、背番号は123に変更されます。

その後、2015年には22試合に登板し、5勝5敗、防御率4.46を記録。シーズンの終了後には支配下選手に復帰し、背番号も13番に変更されました。2016年にはプロ入り初の一軍登録を果たし、対千葉ロッテ戦でデビューします。計5試合に救援登板したものの、シーズン終了後に戦力外通告を受け、12月には自由契約となりました。

オリックス退団後

NPB他球団での続行を希望し、2016年には12球団合同トライアウトに参加しましたが、オファーはありませんでした。その後、2017年からは地元北海道の新日鉄住金の関連会社で働きながら、社会人野球チームの室蘭シャークスでプレーを再開しました。2023年には現役を引退し、投手コーチに就任しました。

選手としての特徴

佐藤選手は、角度のある投球フォームから最速149km/hのストレートを投げる一方、スプリットやスライダー、カーブなど多彩な球種を持ち合わせていました。これにより、相手打者に対して効果的なピッチングを展開しました。

詳細情報

初登板

• - 初登板: 2016年4月2日、対千葉ロッテマリーンズ（京セラドーム大阪）、2回2失点
• - 初奪三振: 2016年4月5日、対東北楽天ゴールデンイーグルスでの登板

背番号の変遷

• - 31（2013年 - 2014年）
• - 123（2015年）
• - 13（2016年）

結論

佐藤峻一選手は、北海道の出身として地域に根付いた選手であり、数々の野球経験を経て成長してきました。引退後は後進の指導にあたる投手コーチとして新たなキャリアをスタートさせています。

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