佐賀県道・福岡県道14号鳥栖朝倉線

佐賀県道・福岡県道14号鳥栖朝倉線について

佐賀県道・福岡県道14号鳥栖朝倉線は、佐賀県鳥栖市から福岡県朝倉市に至る主要地方道です。この路線は、佐賀県と福岡県を結ぶ重要な役割を担っており、地域住民の生活や経済活動を支える上で欠かせない存在となっています。

路線の概要

この県道は、佐賀県鳥栖市酒井西町を起点とし、福岡県朝倉市山田を終点としています。総延長は約23kmで、その大半が福岡県内に位置しています。佐賀県内の区間は比較的短く、福岡県に入ると、三井郡大刀洗町から朝倉市にかけて一部狭い区間が存在しますが、全体的には2車線で整備されており、比較的走行しやすい道路となっています。

近年では、九州自動車道小郡鳥栖南スマートインターチェンジ（SIC）へのアクセス道路としての役割も担うようになり、2018年8月には、味坂SIC（仮称）工区が事業化されました。これにより、地域間のアクセス性が向上し、更なる発展が期待されています。

路線データ

起点：佐賀県鳥栖市酒井西町（商工団地北入口交差点、国道3号交点）
終点：福岡県朝倉市山田（恵蘇宿交差点、国道386号交点、福岡県道511号吉井恵蘇宿線終点、福岡県道588号甘木吉井線上）
総延長：約23km

歴史

この路線の歴史は、1975年（昭和50年）3月31日まで遡ります。当時、整理番号「14」は現在の国道385号に相当する「福岡那珂川神埼線」として指定されていました。その後、1982年（昭和57年）4月1日に主要地方道に指定され、1993年（平成5年）5月11日には、主要県道鳥栖朝倉線として再指定されました。

近年では、以下の様な変化がありました。

2018年（平成30年）：味坂SIC（仮称）工区が事業化。
2018年（平成30年）10月13日：福岡県小郡市福童のバイパス（延長850m）が開通。
2019年（平成31年）3月29日：旧道の県道指定が解除され、一部が福岡県道88号久留米小郡線の単独区間となる。
2019年（令和元年）6月21日：小郡鳥栖南スマートインターチェンジアクセス道路の区間が追加指定。
2024年（令和6年）3月15日：商工団地北入口交差点から佐賀・福岡県境の区間が追加指定、旧道の県道指定が解除。
2024年（令和6年）3月17日：小郡鳥栖南スマートインターチェンジアクセス道路（佐賀県鳥栖市酒井西町 - 福岡県小郡市福童、1.6 km）が開通。

これらの変遷を経て、現在の路線状況に至っています。

路線状況

この路線には、以下の重複区間があります。

福岡県道88号久留米小郡線（福岡県小郡市福童・小郡鳥栖南SIC入口交差点 - 小郡市福童・新端間橋交差点）
国道322号（福岡県三井郡大刀洗町大字鵜木・鵜木交差点 - 三井郡大刀洗町大字上高橋）
福岡県道584号八重亀菅野来春線（福岡県三井郡大刀洗町大字三川 地内）
福岡県道33号甘木田主丸線（福岡県朝倉市片延 - 朝倉市中）
福岡県道511号吉井恵蘇宿線・福岡県道588号甘木吉井線（福岡県朝倉市山田 地内）

また、沿線には多くの橋梁があります。

新端間橋（宝満川、小郡市）
大薮橋（石原川、小郡市）
下牟田橋（寺川、三井郡大刀洗町）
鵜木橋（大刀洗川、三井郡大刀洗町）
向屋敷橋（鵜木川、三井郡大刀洗町）
鴨屋敷橋（鵜木川、三井郡大刀洗町）
有本橋（陣屋川、三井郡大刀洗町）
江戸橋（小石原川、三井郡大刀洗町）
二又川橋（二又川、三井郡大刀洗町）
鳥飼橋（床島用水路、三井郡大刀洗町）
桂川橋（佐田川、三井郡大刀洗町）
佐田川橋（佐田川、三井郡大刀洗町）
蜷城（ひなしろ）橋（桂川、朝倉市）
隠家森橋（堀川用水、朝倉市）

通過する自治体

この路線が通過する主な自治体は以下の通りです。

佐賀県：鳥栖市
福岡県：小郡市、三井郡大刀洗町、朝倉市

周辺施設

沿線には、以下の様な施設があります。

鳥栖市立基里中学校
西鉄天神大牟田線 端間駅
九州自動車道小郡鳥栖南SIC
小郡市立御原小学校
大刀洗町役場
大刀洗町立大堰小学校
西鉄甘木線 大堰駅
朝倉三連水車

関連情報

この路線に関連する情報として、以下のものがあります。

国道385号（旧）福岡那珂川神埼線
佐賀県の県道一覧
* 福岡県の県道一覧

この県道は、地域の発展に貢献する重要な道路として、今後もその役割を果たし続けるでしょう。

もう一度検索