作戦システム運用隊

作戦システム運用隊は、航空自衛隊の航空総隊直轄の部隊であり、東京都福生市の横田基地に所在しています。2014年3月26日に、それまで存在していた防空指揮群とプログラム管理隊を統合・再編して発足しました。

任務

作戦システム運用隊は、主に以下の任務を遂行しています。

航空情報の収集及び関係部隊等への提供: レーダーなどで収集した航空情報を分析し、関係する部隊に提供します。これにより、航空自衛隊の防空活動や作戦活動を支援します。
横田基地における隊員生活等に対する基地業務: 横田基地に勤務する隊員の生活支援、基地施設の維持管理など、基地機能の維持に必要な業務を行います。

旧防空指揮群の任務を引き継いでおり、初代隊司令には旧防空指揮群司令が就任しました。また、作戦システム運用隊の隊司令は横田基地司令を兼任しています。

沿革

作戦システム運用隊の母体となった防空指揮群の歴史も含め、その沿革は以下の通りです。

1967年（昭和42年）10月25日：府中基地隊が防空指揮群（JASDF Air Defence Operations Group：ADOG）に改編されました。
2012年（平成24年）3月26日：防空指揮群が府中基地から横田基地へ移転しました。それに伴い、府中基地司令職は航空気象群に移管され、新たに横田基地司令を兼任することになりました。
2014年（平成26年）3月25日：防空指揮群、プログラム管理隊が廃止されました。
2014年（平成26年）3月26日：作戦システム運用隊が編成完結しました。

部隊編成

作戦システム運用隊は、以下の部隊で構成されています。

作戦システム管理群（作管群）: 作戦システム運用隊の中核となる組織で、以下の隊を統括します。
群本部
第1作戦システム隊
第2作戦システム隊（入間基地）
第3作戦システム隊
ネットワーク運用支援隊: 部隊内のネットワーク運用を支援します。
指揮所運用隊: 指揮所の運用を担います。
通信電子隊: 横田基地の基地通信業務を担当します。
基地業務隊: 横田基地の管理業務を担当します。陸上自衛隊の駐屯地業務隊に相当する部署です。

主要幹部

作戦システム運用隊の主要幹部は、隊司令が横田基地司令を兼務しており、その他幹部については、公表されていません。

関連情報

作戦システム運用隊に関連する情報として、以下のものがあります。

陸上自衛隊中央管制気象隊: 航空自衛隊と密接に連携して気象情報を収集・提供する部隊です。
航空気象群: 航空自衛隊の気象業務を担う部隊です。
基地業務群: 各基地の管理業務を担う部隊です。

外部リンク

作戦システム運用隊に関するより詳しい情報は、以下の公式サイトで確認できます。

* 作戦システム運用隊

もう一度検索