修善寺駅

修善寺駅の概要

修善寺駅（しゅぜんじえき）は、静岡県伊豆市柏久保に位置し、伊豆箱根鉄道駿豆線の終着駅です。この駅は伊豆の観光地へのアクセス点として、多くの旅客に利用されています。駅番号はIS13であり、周辺地域への路線バスも運行され、便利な交通機関が整っています。

駅の歴史

修善寺駅は、1924年に大仁と修善寺を結ぶ区間が開業した際に開設されました。その後、1966年には貨物営業が廃止され、1983年に新しい駅舎が完成しました。その後も駅舎の改良や、新たな設備の導入が行われてきました。特に、2014年には駅舎が新しく建て替えられ、北口と南北自由通路が新設されました。これにより、土産物店、観光案内所、駅弁売り場などの施設も充実し、観光客にとってより便利な場所となっています。

さらに2024年には、三島信用金庫との契約により副駅名が設けられる予定で、地域の未来を見据えた取り組みが始まります。また、同年には台北捷運新北投駅との姉妹駅協定も締結されるなど、国際的な交流も期待されています。

駅の構造

修善寺駅は頭端式ホームを3面5線が備えた地上駅で、有人駅として運営されています。自動券売機や自動改札機を完備していますが、TOICAやSuicaのようなICカードには対応していない点に注意が必要です。ただし、駅窓口で現金やキャッシュレス決済を用いて切符を購入することができます。また、駅舎内には食堂、土産物店、セブン-イレブンも併設しており、観光の合間に軽食や買い物を楽しむことができます。

出札口では、JRへの直通乗車券と特急「踊り子」の特急券などを発券することができ、特急券の発券にはマルス端末が利用されています。近年、駅構内ではアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』のキャラクターパネルが設置されるなど、地域の文化との融合も見られます。

のりばと運行状況

特急「踊り子号」は2・3番線から発車し、普通列車は基本的に2・3・4番線が使用されます。しかし特急列車の停車時などに応じて、1・5番線も利用されることがあります。列車が発車する際には、電子的なベルが鳴り、ホームごとに異なる音程が楽しめます。

駅周辺の交通

駅の南口には「修善寺駅」停留所があり、東海バスの路線が発着しています。最近の運行では修善寺温泉行きが主要な路線として利用されています。2024年には、東海バスが単独で運行を開始し、さらなる利便性が期待されています。

利用状況

2020年度のデータによれば、1日平均乗車人員は1,480人に達しており、近年の利用者数も安定していることが示されています。利用者数は地域の観光やアクセスの便利さを物語っています。

修善寺駅は、利便性と観光の楽しみを兼ね備えた場所であり、多くの訪問者に喜ばれる駅として今後も発展していくでしょう。

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