俺たちは天使じゃない (1989年の映画)

映画『俺たちは天使じゃない』の概要

『俺たちは天使じゃない』（原題: We're No Angels）は、1989年に公開されたアメリカのコメディ映画です。監督はニール・ジョーダンで、ロバート・デ・ニーロやショーン・ペン、デミ・ムーアといった豪華キャストが出演しています。この映画は、アルベール・ユッソンの戯曲『La Cuisine des anges』を基にした舞台劇『My Three Angels』のリメイクとして制作された作品であり、1955年に公開された同名の映画も存在します。

あらすじ

物語の舞台は1935年、アメリカの東部、カナダとの国境近くに位置するとある刑務所。ここで窃盗罪で服役していたネッド（ロバート・デ・ニーロ）とジム（ショーン・ペン）は、同じ刑務所にいる殺人犯ボビーの死刑執行を目の当たりにします。ところが、ボビーは一瞬の隙を突いて脱獄に成功し、ネッドとジムも流れでその脱獄に巻き込まれ、共に逃げることになります。彼らは小さな町へと逃げ込み、国境を越えるための機会を探します。

しかし、国境越えの手続きの中で、自らを神父と偽ってしまった結果、ふたりは教会に送られることになります。そこでは、代わりに2人の神父が派遣される予定だったため、突如として神父に成りすますことになった彼らは様々な騒動を引き起こします。その中で、ネッドは幼い聾唖の娘を持つモリー（デミ・ムーア）に恋をしていきます。こうして次第に、彼らの心境にも変化が訪れます。

キャスト

• - ネッド - ロバート・デ・ニーロ（声: 堀勝之祐）
• - ジミー（ジム） - ショーン・ペン（声: 安原義人）
• - モリー - デミ・ムーア（声: 高島雅羅）
• - ボビー - ジェームズ・ルッソ（声: 麦人）
• - レヴェスク神父 - ホイト・アクストン（声: 今西正男）
• - 保安官助手 - ブルーノ・カービー（声: 秋元羊介）
• - 若い修道僧 - ジョン・C・ライリー（声: 大塚芳忠）
• - 刑務所長 - レイ・マカナリー（声: 藤本譲）
• - 通訳 - ウォーレス・ショーン（声: 峰恵研）
• - 保安官 - ジェイ・ブラゾー（声: 池田勝）
• - ブレア夫人 - エリザベス・ローレンス（声: 京田尚子）
• - 店主 - フランク・C・ターナー（声: 北村弘一）

なお、レイ・マカナリーは映画公開前に急逝し、エンディングロールには彼の思い出をたたえるメッセージが流れます。

評価

『俺たちは天使じゃない』は、レビューアグリゲーターサイト「Rotten Tomatoes」では19件のレビューの結果、支持率は47%、平均点は5.00/10を記録しています。また、Metacriticでは18件のレビューに基づいて加重平均点は48/100となっています。映画の評価は賛否が分かれるところですが、スターキャストの演技とユーモア溢れるストーリーが魅力となっていることは間違いありません。

関連作品

• - 俺たちは天使じゃない - 1955年に制作された同名の映画で、本作のオリジナルとも言える。
• - ザ・リザード - 2004年に制作されたイラン映画。
• - Romans - 2013年製作のインドのコメディスリラー映画。

このように、さまざまな要素を備えた『俺たちは天使じゃない』は、コメディ映画ファンやストーリーに興味がある方にとって、一見の価値がある作品です。

もう一度検索