備前片岡駅

備前片岡駅は、岡山県岡山市南区片岡に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）宇野線（宇野みなと線）の駅です。駅番号はJR-L10であり、岡山市南区灘崎地域地区の中心駅として機能しています。

歴史

備前片岡駅は、1939年1月1日に宇野線の彦崎駅と由加駅（現・迫川駅）の間に新設開業しました。栃木県に片岡駅が存在したため、区別するために「備前」を冠した駅名となりました。しかし、開業からわずか1年後の1940年1[[1月1日]]に営業を休止。その後、1950年11月14日に営業を再開しました。

1960年10月1日には宇野線が電化され、電車が運転を開始。1968年9月28日には岡山駅寄りに300m移転し、列車交換設備が設置されて2面2線の構造となりました。同時に無人化されています。1987年3月23日には、岡山駅 - 宇野駅間で213系電車を使用した快速「備讃ライナー」の運転が開始されましたが、瀬戸大橋が開通した翌年の1988年4月10日に廃止されています。2019年3月16日からは、ICOCAなどの全国相互利用対象のIC乗車カードが利用可能となり、簡易型ICカード改札機とチャージ機能付き自動券売機が設置されました。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換設備を備えています。児島駅が管理する無人駅で、駅舎はなく、ホームに直接入る形となっています。ホームへは下りホームの中央付近と、上りホームの宇野寄りにそれぞれ出入口があります。互いのホームは陸橋で結ばれています。

上下線ホームには待合所があり、上りホームの待合所内には近距離切符の購入やICカードチャージが可能な自動券売機が設置されています。2番線（下り線）側が一線スルーの線路配置となっており、安全側線を有しています。かつては通過列車の関係で発着番線が異なっていましたが、現在は上下線で固定されています。

のりば

旅客案内では宇野みなと線という愛称が使用されています。

往年の名残

現在は普通電車のみが運行していますが、宇高連絡船が現役だった頃には優等列車や貨物列車が運行していたため、行き違い設備の有効長が長くなっています。下り線側は一線スルーの線路配置で、1・2番線の両方向に出発信号機が設置されています。また、貨物扱いをしていた頃の名残が上りホーム岡山側に残っています。

駅周辺

駅周辺には、岡山市南区役所灘崎支所、岡山市南消防署灘崎出張所、岡山市立灘崎町図書館、岡山市立灘崎町歴史文化資料館、灘崎町町民会館、灘崎町総合福祉センター（ウェルポートなださき）、岡山市立灘崎小学校、岡山市立灘崎中学校などがあります。また、岡山県道22号倉敷玉野線も付近を通っています。

ICOCAの利用履歴には「備片岡」と表示されます。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

宇野みなと線（宇野線）

彦崎駅 (JR-L09) - 備前片岡駅 (JR-L10) - 迫川駅 (JR-L11)

もう一度検索