僕らのユリイカ

『僕らのユリイカ』

概要

『僕らのユリイカ』は、日本の女性アイドルグループNMB48による楽曲で、2013年6月19日に7作目のシングルとしてよしもとアール・アンド・シー（laugh out loud! records）から発売されました。作詞は秋元康が手掛け、作曲は高田暁によって制作されました。楽曲のセンターは山本彩が務めています。

リリースと背景

前作「北川謙二」から約7ヶ月のインターバルを経てのリリースとなった本シングルですが、その間にもNMB48は1stアルバム『てっぺんとったんで』を発表しました。シングルは通常盤のType-A、Type-B、Type-Cの3形態と、キャラアニ・チャンス限定の劇場盤の合計4種類でリリースされ、各盤には異なる収録楽曲が含まれています。

選抜メンバーも前作から一部変更され、今回のシングルでは市川美織がNMB48名義で初めて選ばれ、島田玲奈と高野祐衣も初選抜入りを果たしました。與儀ケイラは「純情U-19」以来、約1年4ヶ月ぶりに選抜メンバーに復帰しました。前作の選抜からは横山由依と福本愛菜が外れ、門脇佳奈子や岸野里香も選から外れています。楽曲のタイトル「ユリイカ」はギリシャ語で「発見」を意味し、2013年5月23日に「NMBとまなぶくん」で初披露されました。

劇場盤に収録されているカップリング曲「さや姉」は山本彩の愛称を使ったもので、NMB48のメンバーにちなんだタイトルの楽曲は、渡辺美優紀の「わるきー」以来のリリースとなります。

チャート成績

リリース初日にあたる2013年6月18日付のオリコンデイリーシングルチャートでは、約42万1000枚の売上を記録し、初登場1位を獲得しました。これにより、本作はNMB48のシングルにおける初日の売上最高記録を更新し、前作「ナギイチ」の週間チャート記録も超える結果となりました。
その後、2013年7月1日付のオリコン週間シングルチャートでも初登場1位を獲得し、通算6作目の1位達成となりました。デビュー以来、3年連続で1位を獲得したのは、女性アーティストでは歴史的な偉業です。初動売上は約48万2000枚に達し、「ナギイチ」の累計売上を初動だけで上回る結果となりました。

ミュージック・ビデオ

『僕らのユリイカ』のミュージック・ビデオは三木孝浩によって監督されています。撮影は与論島で行われ、最後のシーンにはNMB48劇場支配人の金子剛がゲスト出演。ダンスバージョンはプリシアリゾートヨロンで撮影され、振付は西田一生が担当しました。さらには、ミュージック・ビデオに出演するメンバーがuniformで分かれており、各バージョンで異なるメンバーがフィーチャーされています。

メディア登場

「僕らのユリイカ」はいくつかのメディアにも使用され、ジャンボカラオケ広場のCMソング、関西テレビ『NMBとまなぶくん』のエンディングテーマ、千葉テレビ『ONGAX』のオープニングテーマなどとして起用されました。また、「届かなそうで届くもの」は日本テレビ『NMB48 げいにん!!2』のテーマソングとしても採用され、映画『NMB48 げいにん!THE MOVIE お笑い青春ガールズ!』の主題歌ともなりました。

このように『僕らのユリイカ』は、NMB48にとって重要な作品となり、多くのファンに支持され続けています。

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