光塩女子学院中等科・高等科

光塩女子学院中等科・高等科

光塩女子学院中等科・高等科（こうえんじょしがくいん ちゅうとうか・こうとうか）は、東京都杉並区の高円寺南二丁目に位置する私立の中高一貫女子校です。この学校はその伝統を1931年にさかのぼります。創設者はメルセス宣教修道女会の修道女、福者マドレ・マルガリタです。

学校の歴史と兄弟校

光塩女子学院は、設立当初から多くの女子教育に寄与しており、現在も同じ敷地内には光塩女子学院初等科があります。さらに、光塩学院のネットワークは広がりを見せ、山口県の萩市に位置する萩光塩学院が姉妹校として存在しています。近年、同校は高校受験は行わず、中学受験のみを実施しています。

教育の理念

この学校の教育理念は「あなたがたは世の光、地の塩である」と聖書から引き出されています。この教えは、他者を照らす重要な存在としての自覚を促しつつ、自己中心的な欲求を控え、他者に良い影響を与える行動を重視しています。光と塩のバランスを保つことが教育の目標とされています。

校章の由来

校章は12世紀に遡ります。アラゴン王国の領主カルロス・カルボンが自らの血で描いた傷跡を用いて忠誠を示したことに端を発し、その後時代を経てメルセス会の発祥を祝う形で特別に使用が許可されました。この歴史的背景により、校章は特別な意味を持っています。王冠は高貴な心を、盾は勇敢な努力を、十字架はイエス・キリストの愛を象徴し、四本の線は奉仕の精神を表現しています。

部活動と生活部

光塩女子学院では多様な部活動が活発に行われており、テニス、バドミントン、バレーボールや文化系の部活動まで幅広くあります。生徒の約8割がいずれかの部活動に所属しており、充実した学校生活を送っています。また、生活部として新聞部やボランティア部などが存在し、学校生活をさらに活発にしています。

制服

同校の制服は、灰色と紺色の縞模様のネクタイ、紺色のジャンパースカート、白いブラウス、黒色のローファーに学校指定の白ソックスが基本です。冬季には黒タイツが許可されています。2021年度からは夏服に変更があり、より多様性を持たせたデザインが採用されました。また、新たにスラックスも導入され、選択肢が増えました。

アクセスと著名な卒業生

学校へのアクセスは、東京メトロ丸ノ内線の東高円寺駅から徒歩7分ほどです。高円寺駅からも徒歩圏内で、交通の便が非常に良好です。この学校を卒業した著名な卒業生には作家の有吉佐和子や、有名なアナウンサーの大杉君枝などがいます。

光塩女子学院中等科・高等科は、伝統と未来を両立させながら生徒たちを光り輝く存在へと育てることを目指しています。

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