光永淳造

光永淳造：異色の経歴を持つ囲碁棋士

光永淳造（みつなが じゅんぞう）は、1974年8月6日生まれの囲碁棋士。六段。岡山県で生まれ、兵庫県神戸市で育ち、現在は日本棋院東京本院に所属しています。灘中学校・高等学校、東京大学理学部数学科卒業という異色の経歴を持ち、灘高校出身者としては初の、東大卒としては石倉昇以来2人目のプロ棋士です。

生い立ちと囲碁との出会い

灘中学時代に先輩から囲碁を教わったことがきっかけで囲碁を始めました。灘高校時代には、坂井秀至が主将を務める囲碁部で全国高等学校囲碁選手権大会団体戦で優勝を果たします。1992年には、灘高校2年次に日本数学オリンピックで入賞するなど、学業面でも優秀な成績を収めていました。

アマチュアでの活躍

東京大学に進学後も囲碁を続け、1996年には第33回学生十傑戦で1位を獲得。さらに、朝日アマ囲碁十傑戦でも4位に入賞するなど、アマチュア棋士としてその名を轟かせました。

プロ入りと昇段

1999年、外来として日本棋院の棋士採用試験に挑戦し、見事合格。プロ入りを果たします。

1999年：初段、二段
2000年：三段
2002年：四段
2003年：五段
2009年：六段

著書と指導

光永淳造は、数多くの囲碁に関する著書を執筆しており、アマチュアのレベルアップに貢献しています。

『実録光永道場 アマの弱点はこう直せ!!』（2003年、マイナビ出版）
『ずばり即戦力石を取る捨てる』（2006年、NHK出版、高野英樹との共著）
『勝つヨセの絶妙な手順』（2012年、棋苑図書）
『東大流 これからはじめる囲碁入門』（2016年、ナツメ社）
『はじめての囲碁 入門編』（2018年、理論社、監修名義・東京大学囲碁部著）
『はじめての囲碁 実戦編』（2018年、理論社、同上）

また、光永囲碁教室を主宰し、後進の指導にも力を注いでいます。門下には、金子真季二段、徐文燕二段がいます。

外部リンク

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囲碁教室'>光永囲碁教室
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光永淳造は、その異色の経歴と、アマチュア指導への熱心な姿勢で、囲碁界に貢献し続けています。

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