入江純 (作曲家)

入江純（いりえじゅん）

入江純は、日本を代表する作曲家、編曲家、そして音楽プロデューサーです。彼は日本作編曲家協会（JCAA）のメンバーであり、幅広い音楽ジャンルで活躍しています。特に、アニメ音楽やアイドルへの楽曲提供などが著名です。1980年代に音楽制作会社「ビーイング」に入社し、音楽業界でのキャリアをスタートしました。

来歴

入江の音楽キャリアは、1980年代初頭に遡ります。ビーイングに在籍中、アニメやアイドルの楽曲を数多く手掛けました。特に、石川秀美や中山美穂、島田奈美といった人気アイドルへの楽曲提供が記憶されています。1988年には松武秀樹や松本隆らと共にユニット「AKIHABARA ELECTRIC CIRCUS」を結成し、オリジナルアルバムやリミックス曲をリリースしました。1991年には、松武が中心となるユニット「ロジック・システム」に参加し、アレンジやキーボード演奏を担当しました。

1993年にTHE虎舞竜と共にアレンジを手掛けたシングル「ロード」は、当時のヒット曲となり、第35回日本レコード大賞ヒットシングル賞を受賞しました。この成功により、彼の音楽家としての地位は更に確固たるものとなりました。2015年には映画『THE HYBRID 鵺の仔』で音楽プロデューサーを務め、映画音楽の分野でも存在感を発揮しました。

主な作曲・編曲作品

入江純は、多くのアーティストに楽曲を提供し、中でも主な作曲作品には

• - CHA-CHAの「Beginning／ファンタジーキッス」（1988年）
• - 三原順子の「気まぐれSting」（1983年）

が挙げられます。編曲作品には、

• - 秋本奈緒美「サイレント・コミュニケーション／MISTY LIKE THE WIND」（1982年）
• - アラン・タム「ファンタシー／スーパナチュラル・ラブ」（1986年）
• - 杏里「オリエンタル・ローズ」（1986年）
• - 石川秀美「バイ・バイ・サマー」（1983年）

など、数多くのヒット曲があります。

さらに、アニメ関連やゲーム音楽の制作にも携わり、テレビアニメ『サイボットロボッチ』のテーマソング「わいわいわい…」や、ゲーム関連の『コナミ矩形波倶楽部 Sound Racing History』などでも彼の編曲が聴かれます。これらの楽曲やサウンドトラックは、時代を超えて多くのファンに愛されてきました。

アイドルやアニメの楽曲製作に対するこれまでの彼の貢献は計り知れません。入江純は日本の音楽シーンにおいて、重要かつ影響力のある作曲家として位置づけられています。彼の作品は、今後も多くのリスナーに支持され続けることでしょう。

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