全日本オールスター選抜大運動会

全日本オールスター選抜大運動会

『全日本オールスター選抜大運動会』は、日本テレビ系列で1984年および1985年に放送されたスポーツバラエティ番組で、全4回のエピソードで構成されています。また、特別版として1985年に行われた「晴れ姿 オールスタージャンボお正月大合戦」や「オールスターワールド水上フェスティバル」についても触れています。

概要

本番組は、フジテレビ系列の『オールスター紅白大運動会』やTBS系列の『新春オールスター大運動会』に続く、芸能人による運動会番組です。当初は参加者を東日本と西日本に分けて競い合う形式でした。さらに細かく分けると、東日本は「北海道・東北」と「関東・信越」の2ブロック、西日本は「中部・北陸・近畿」と「中国・四国・九州」に分かれ、それぞれ計4ブロックで競技が行われました。しかし、視聴率などの事情から4番組目の時にはこの形式は取りやめられ、最終的には「紅組」と「白組」の対決に集約されました。

最初の2回は「江戸川区スポーツセンター」で収録されましたが、第3回は異例の屋外収録が行われ、グアムで実施されました。この回は新しい試みとして、多くの視聴者の注目を集めました。最終回となる第4回は「品川プリンスホテル」のゴールドホールで行われ、ここで一連の放送が終了しました。

特別版

本大会では、特別版が2回放送されました。

晴れ姿 オールスタージャンボお正月大合戦

1985年1月1日に放送されたこの特別版では、正月特番としてハイライトになる「障害物競争」や「すごろく」といったゲームが行われ、視聴者元にも新年を祝う独自のエンターテインメントを提供しました。

オールスターワールド水上フェスティバル

1985年4月20日に『土曜トップスペシャル』の枠で放送されたこの特別版では、グアムでの競泳大会が軸に置かれ、主要出演者が2チームに分かれて競技しました。屋外の競技環境を生かしたさまざまなアクティビティが展開され、爽やかな風景が印象的でした。番組制作の都合上、第3回と同時に収録されたため、番組内でそのテーマに関する演出が観られる場面が数多くありました。

放送リスト

本番組の放送は、1984年1月1日から1985年10月9日まで続き、各回の詳細は『読売新聞 縮刷版』などで確認できました。

出演者

放送では、以下のような著名な司会者やアナウンサーが活躍しました。

• - 総合司会: 福留功男、徳光和夫、おりも政夫
• - 実況: 倉持隆夫、今井伊佐男
• - 進行役: 高見知佳、木村優子など
• - 解説者: ジャンボ鶴田、青田昇、田原俊彦

なお、開会式では選手たちがチーム別に入場し、心を一つにして選手宣誓を行う光景が印象に残ります。第2回以降は聖火の入場も行われ、特に第3回では本物の炎が用いられました。最終回のエンディングテーマも当時の流行に合わせたものが選ばれ、視聴者に強い印象を残しました。

その他

この運動会は年間行事として定着し、連動した特別企画も人気を集めました。番組の編成はバラエティに富み、多くの視聴者に支持されました。今なお、当時の精彩あふれる瞬間が懐かしく思い起こされることが多いです。

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