全日本プロレス2 3・4武道館

『全日本プロレス2 3・4武道館』

『全日本プロレス2 3・4武道館』は、ナツメが開発し、メサイヤ（日本コンピュータシステム）が1995年4月7日に発売したスーパーファミコン用のプロレスゲームです。この作品は、1993年にリリースされた『全日本プロレス』の続編で、全体で4作目にあたります。特に特徴的なのは前作の続編として唯一のナンバリング作品であり、タイトルにある「3・4武道館」は同年の3月4日に実施された日本武道館での興行を示しています。

背景と製作

制作スタッフには、前作から引き続き企画とプロデュースを担当した石塚輝の他、音楽を担当した水谷郁と山下絹代、また新たに大橋春男が参加しました。ディレクターは進藤恭佐が務めています。

ゲーム内容

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基本的な内容は前作と大きくは変わりませんが、興行モードがゲームの中心となっています。さらに、多くのキャラクターが登場可能となり、特に前作では削除された渕正信が復活しました。その他に新たに追加されたレスラーには大森隆男とジョー・ディートンがおり、ファンには嬉しい新要素です。これらの追加キャラクターによって、プレイヤーは新しい戦略を試すことができます。

プレイスタイルの変更

これまでの作品では体力ゲージが表示されていたのですが、本作では非表示となったため、選手のダメージ状態を体感で理解して戦う必要があります。この変更により、ゲームプレイには新たな挑戦が加わり、プレイヤーは直感を駆使して戦略を練ることになります。また、「馬場のプロレス道場」というモードは削除されています。

ゲームモード

このゲームには、いくつかの特別なモードが用意されています。具体的には:

• - 三冠ヘビー級選手権
• - 世界タッグ選手権
• - 世界最強タッグ決定リーグ戦
• - チャンピオン・カーニバル
• - ジャイアントシリーズ
• - 新春バトルロイヤル

これらのモードでは、さまざまなシチュエーションで試合が行われ、プレイヤーは自由に挑戦することができます。

登場レスラー

本作には多くの実在のレスラーが登場します。主要なキャラクターには、以下の人物が含まれます:

• - ジャイアント馬場
• - ジャンボ鶴田
• - 三沢光晴
• - 川田利明
• - 田上明
• - 小橋建太
• - 渕正信など

これらのレスラーを操ることで、プレイヤーは自身のプレイスタイルに合った戦略を展開できます。

スタッフと評価

サポートスタッフも多く、グラフィックやプログラミングに専門家が関わっています。プロモーションは小森俊幸や寺田浩一郎らが手掛け、音楽に関しては複数の作曲家が参加して、ゲームに華やかさを加えています。評価については、ゲーム雑誌『ファミコン通信』での「クロスレビュー」では合計24点を得ており、『ファミリーコンピュータMagazine』では20.6点の評価を受けています。

このように『全日本プロレス2 3・4武道館』は、プロレスファンやゲームファンにとって魅力的な要素がつまったタイトルとなっています。

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