全日本吹奏楽連盟作曲コンクール

全日本吹奏楽連盟作曲コンクールは、全日本吹奏楽連盟が主催し、2008年度から2021年度まで開催されていた作曲コンクールです。若手邦人作曲家の発掘と育成を目的としていました。

規定

コンクールの第1位受賞作品は、次年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲Vとして採用されるという特典がありました。規定としては、中学校を除く部門を対象とし、演奏時間3〜4分程度の、吹奏楽曲の開発を意図した現代的な作品が求められました。

行進曲の応募も認められていましたが、過去に一度も行進曲が第1位を受賞したことはありませんでした。その一方で、オスティナートを多用する作品は上位入賞する傾向にありました。本コンクールと同様に受賞・入選作品が課題曲となる朝日作曲賞と比較すると、応募総数は毎年それほど多くなく、最終回の応募総数は17作品でした。

編成については、かつては多様な編成が推奨されていましたが、後年はオーボエとファゴット2本が必須となり、変更可能な箇所は打楽器とピッコロ持ち替えフルートパートのみに限定されていました。また、楽曲の題名にはアラビア数字とローマ数字の使用は認められていましたが、アルファベットの使用は禁止されていました。

全日本吹奏楽連盟は2021年度7月の理事会において、「当初の目的は十分に達成できたと考えられる」という判断から、課題曲Vの廃止と本コンクールの公募停止を決議しました。長年にわたるコンクールの成果が評価され、その役割を終えた形となりました。

受賞作品一覧

(受賞作品一覧は省略)

脚注

(脚注は省略)

参考文献

一般社団法人全日本吹奏楽連盟会報すいそうがくpdf版(2008年度以降)

関連項目

朝日作曲賞 (吹奏楽)
全日本吹奏楽コンクール課題曲一覧

外部リンク

全日本吹奏楽連盟

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