全農サイロ

全農サイロ株式会社について

全農サイロ株式会社は、JA全農（全国農業協同組合連合会）グループに属する倉庫会社です。1975年に、神戸サイロ株式会社（1968年設立）、東海サイロ株式会社（1969年設立）、鹿島サイロ株式会社（1970年設立）の3社が合併して誕生しました。

株主構成

主な株主はJA全農で、出資比率は90%を占めています。その他、東洋埠頭が4%、名港海運と三ッ輪運輸がそれぞれ3%の出資を行っています。

事業内容

全農サイロは、全国6か所のサイロ施設を拠点に、主に飼料や油糧用のとうもろこし、大豆などの穀物を扱っています。これらの穀物は、家畜の飼料や食品の原料として利用されています。

また、輸送コンテナを利用した牧草の輸送や、大豆の選別なども行っており、幅広い事業を展開しています。年間取扱量は500万トン弱と、国内の食料供給において重要な役割を果たしています。

各拠点について

全農サイロは、以下の6つの拠点を展開しています。

1. 本社
- 所在地：東京都千代田区神田淡路町2-29

2. 東海支店
- 所在地：愛知県知多市北浜町16
- 概要：1969年に東海サイロ株式会社として開設。サイロ収容能力は152,260トン。65,000トン級の岸壁と小型船岸壁4バース、平倉庫を有する。
- 主な扱い品目：飼料用・食糧用とうもろこし

3. 鹿島支店
- 所在地：茨城県神栖市東深芝3
- 概要：1970年に鹿島サイロ株式会社として開設。サイロ収容能力は245,305トンと、単一事業者としては日本最大規模を誇る。65,000トン級の岸壁と小型船岸壁3バース、定温倉庫を有する。
- 主な扱い品目：関東・南東北向け飼料、搾油用大豆

4. 志布志支店
- 所在地：鹿児島県志布志市志布志町志布志3312
- 概要：サイロ収容能力は108,300トン。65,000トン級の岸壁と小型船岸壁4バース、平倉庫・定温倉庫を有する。
- 主な扱い品目：九州・沖縄・瀬戸内沿岸向け飼料、九州・山口県向け牧草

5. 新潟支店
- 所在地：新潟県北蒲原郡聖籠町東港3-6962-1
- 概要：1988年に開設。サイロ収容能力は47,910トン。65,000トン級の岸壁と小型船岸壁1バース、平倉庫・定温倉庫を有する。新潟東港に位置し、穀物専用岸壁としては本州日本海側で唯一。
- 主な扱い品目：近県向け飼料、食糧用小麦、米穀

6. 倉敷支店
- 所在地：岡山県倉敷市玉島乙島新湊8267
- 概要：2017年に開設。サイロ収容能力は110,000トン。西日本地区の国際物流の重要拠点である水島港玉島ハーバーアイランドに位置し、飼料工場・製油工場とともに食料コンビナートを形成。

7. 釧路支店
- 所在地：北海道釧路市西港2-102-4
- 概要：サイロ収容能力は106,946トン。40,000トン級の岸壁2バース、平倉庫を有する。
- 主な扱い品目：酪農用飼料原料

関連情報

• - サイロ：穀物などを貯蔵するための施設

外部リンク

• - 全農サイロ株式会社

まとめ

全農サイロ株式会社は、国内の食料供給を支える重要なインフラ企業です。全国の拠点で、飼料や食料の安定供給に貢献しています。最新の設備と効率的な物流システムにより、高品質な製品を安定的に供給しています。

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