八戸えんじょいカード

八戸えんじょいカード：八戸市内の公共交通機関乗り放題パス（2004年～2019年）

八戸えんじょいカードは、青森県八戸市とその周辺エリアの公共交通機関をお得に利用できた一日乗車券です。2004年7月に販売が開始され、観光客や地元住民にとって便利な移動手段でしたが、2019年3月31日をもって販売終了となりました。

概要

このカードは、八戸市内の指定された区間において、JR東日本の八戸線、南部バス（岩手県北自動車南部支社）、八戸市営バスの路線を一日自由に乗り降りできるというものでした。

購入方法

八戸えんじょいカードは、JR東日本の主な駅のみどりの窓口やびゅうプラザで購入できました。購入の際には利用日を指定する必要があり、利用日の1ヶ月前から購入が可能でした。旅行の計画に合わせて事前に購入することができました。

払い戻し

利用予定だった日に都合が悪くなった場合でも、利用日の前日までは払い戻しが可能でした。ただし、払い戻しの際には手数料が発生しました。

価格

大人：700円
小児：350円

フリー区間

八戸えんじょいカードで利用できたフリー区間は以下の通りです。

JR東日本 八戸線: 八戸駅 - 種差海岸駅間
南部バス（岩手県北自動車南部支社）: 八戸市内全線
るるっぷ八戸、八食100円バス、八食200円以下バスを含む
ただし、南郷区内の以下の区間は除く：南郷区役所前 - 県境間、母袋子 - 荒谷間
八戸市営バス: 八戸市内全線
ワンコインバス、うみねこ号、ワンコインバス・いさば号を含む

使用方法

各交通機関での利用方法は以下の通りでした。

JR線: 乗車時に改札口でカードを提示し、下車時に駅員または車掌に提示する必要がありました。自動改札機は利用できず、八戸駅での乗り降りの際は有人改札を利用する必要がありました。
南部バス・八戸市営バス: 下車時にカードを提示していました。

注意点

十和田観光電鉄（十鉄バス）および青い森鉄道線では、八戸市内の区間であっても八戸えんじょいカードは利用できませんでした。利用の際は注意が必要でした。

関連項目

会津ぐるっとカード（2003年7月発売開始）
仙台まるごとパス（「八戸えんじょいカード」と同時期に議論され、同日発売開始された）
* 津軽フリーパス（2005年7月発売開始）

まとめ

八戸えんじょいカードは、八戸市内の観光や移動をお得に楽しむための便利なカードでしたが、残念ながら2019年3月31日をもって販売を終了しました。現在、同様の企画乗車券はありませんが、各交通機関が提供する割引サービスなどを活用して、八戸の旅を楽しんでください。

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