仙台まるごとパス

仙台まるごとパス：仙台と周辺エリアを自由に巡る2日間フリーパス

仙台まるごとパスは、宮城県仙台市中心部とその周辺エリアの広範囲な公共交通機関を2日間自由に利用できるお得な乗車券です。2004年の発売開始以来、多くの観光客に利用され続けています。

利用可能な交通機関とエリア

このパスを使えば、仙台市内はもちろん、松島、山寺、白石城といった観光地へのアクセスも容易になります。利用可能な交通機関は多岐にわたり、JR在来線各線、仙台市営地下鉄全線、仙台市営バス全路線、仙台空港鉄道、宮城交通秋保線、そして阿武隈急行の一部区間が含まれています。仙台空港へのアクセスにも便利で、観光の拠点として最適です。

具体的には、以下の路線が利用可能です。

JR東日本: 東北本線（松島～白石間）、利府線、仙石線、仙山線
仙台市交通局: 地下鉄南北線、地下鉄東西線、るーぷる仙台（観光バス）、仙台市営バス全路線
宮城交通: 秋保線、快速秋保線
仙台空港鉄道: 仙台空港線
* 阿武隈急行: 槻木駅～あぶくま駅間

さらに、仙石東北ラインや常磐線など、フリーエリア内で直通運転されている列車も利用できます。特急列車や有料快速列車も、別途特急券や座席指定券を購入すれば利用可能です。ただし、東北新幹線は利用できません。

割引クーポンブック

仙台まるごとパスを購入すると、「仙丸くん お楽しみ帳 クーポンブック」がもらえます。このクーポンブックには、パス利用日に限り有効な、観光施設や飲食店などの割引クーポンが掲載されています。お得に観光を楽しみたい方には、見逃せない特典です。

価格と販売場所

2023年3月現在の価格は、大人3,130円、小児1,560円です。JR東日本の窓口、指定席券売機、駅たびコンシェルジュ、提携販売センター、主な旅行会社、仙台空港鉄道の駅にある自動券売機などで購入できます。

仙台まるごとパスの誕生秘話

仙台まるごとパスの誕生には、仙台市の「アクセス30分構想」や「オムニバスタウン」指定、そして国土交通省の「公共交通活性化総合プログラム」といった背景があります。環境問題への意識の高まりから、二酸化炭素排出量削減を目的とした実証実験の一環として、2004年に発売が開始されました。当初は仙台市内中心部のみの利用でしたが、その後エリアを拡大し、現在の広範囲なエリアをカバーするようになりました。

沿革と販売実績

2004年の発売開始以来、仙台まるごとパスは多くの観光客に利用され、エリア拡大や価格改定など、時代に合わせて進化を遂げてきました。東日本大震災の影響などもありましたが、現在も多くの観光客に利用され続けている、仙台観光には欠かせない乗車券です。

まとめ

仙台まるごとパスは、仙台市とその周辺エリアを効率的にお得に巡るための優れたツールです。多様な交通手段をカバーし、割引クーポンも付いており、仙台観光を満喫したい方にとって最適な選択肢と言えるでしょう。

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